「汎用性」の読み方や意味とは? 「凡庸性」との違いも一緒に解説
「汎用性」の対義語
「汎用性」には、反対の意味で使われる言葉がいくつかありますので、一緒に覚えておきましょう。「汎用性」の代表的な対義語をご紹介します。
「専門性」と「汎用性」との違い
「専門性」には、以下のような意味があります。
せんもんせい【専門性】
特定の分野についてのみ深く関わっているさま。高度な知識や経験を要求されること、またはその度合い。(『実用日本語表現辞典』)
例えば人材の特徴を表す場合に、特定の分野に関する知識や技能が突出している人を「専門性が高い人材」と表現します。
一方、どんな分野の仕事でも必要とされるスキルを備えている場合は「汎用性がある人材」です。
このように、「汎用性」と「専門性」は、人材の特徴を表す時に、対極の意味で使われます。
「専用性」と「汎用性」との違い
「専用性」とは、「専用」に接尾辞「性」がついた言葉です。「専用」には、以下のような意味があります。
せんよう【専用】
1.特定の人だけが使うこと。
2.ある特定の目的・対象だけに使うこと。
3.それだけをもっぱら使うこと。(『デジタル大辞泉』小学館)
上記のように、目的が限られていることを表す「専用性」は、多目的で使える「汎用性」の真逆の意味で使われます。