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コンサバとは? ファッション・ビジネスでの意味と使い方を解説

上色ゆるり

分野ごとに変化する「コンサバ」の意味

では、分野によって変わる「コンサバ」の意味を細かく見ていきましょう。

ファッション用語としての「コンサバ」とは?

ファッション分野における「コンサバ」とは、「控えめな装い」という意味。エレガントな印象を与える服装、落ち着いた雰囲気のある服装のことを指します。

当たり障りがなく、誰に対しても好印象を与えるとして、オフィス用ファッションに多く取り入れられています。具体的には、ベーシックな色でそろえた服装、無地の服装などが挙げられますが、明確な規定はありません。

主に、レディース用の服装を指して使われていますが、メンズ用の服装を指すことも。メンズファッションのコンサバは、「知的で品格のある服装」を意味します。

ビジネス用語としての「コンサバ」とは?

ビジネス用語として使われる「コンサバ」は、「無難な」「控えめな」という意味。仕事の企画内容や提案など、物を指す場合もあれば、人を指して使う場合もあります。

例えば、仕事の会議で挑戦的な提案と無難な提案の2つが挙げられたとします。その場合、後者を「コンサバ」と呼びます。

また、あまり人に口答えしない、控えめな性格の人を指し「彼・彼女はコンサバだ」ということもあります。

ただし、人に対する「コンサバ」は、ややネガティブなニュアンスが含まれるので注意が必要です。皮肉に聞こえたり、失礼にあたったりする可能性もあるので、なるべく使わないようにしましょう。

政治用語としての「コンサバ」とは?

政治における「コンサバ」とは、「保守主義」という意味。新しく変化することに反対し、今まで続いてきた制度や考え方を維持する思想のことを指します。

日本語の「保守主義」が使われる場合がほとんどですが、「コンサバ」を用いた記事や書籍なども存在しているので、覚えておいて損はないでしょう。

医療用語としての「コンサバ」とは?

「コンサバ」は、医療用語としても使われている言葉。主に外科分野で手術をせず湿布や内服薬などで治療を行ったり、経過観察をしたりすることを指します。

医師や看護師として働いていない限り、仕事でも日常会話でもほとんど使わない単語なので、頭の隅に置いておく程度で良いでしょう。

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