【No.10】パパッと仕事をこなす女性起業家の場合
いつも輝くあの人は、仕事でどんなバッグを使っているんだろう? バッグとその中身は、仕事への姿勢や価値観を映す鏡。企業で働くマイナビウーマン世代の女性をインタビューし、彼女たちの仕事バッグをのぞく連載です。
取材・文:ameri
撮影:洞澤佐智子
編集:照井絵梨奈/マイナビウーマン編集部
「せっかちな性格なので、パパパっと荷物を入れられるバッグを持つことが多いですね。オフィスを持たずに仕事をしているので、移動中でも仕事ができるよう、必要なものは全部持ち歩いています」
そう話してくれたのは、株式会社papapa marketing(パパパマーケティング)を経営する中西由貴さん。会社員としての経験を活かして起業し、現在はスタートアップ企業から大企業までさまざまな企業のWebマーケティングのサポートを行っている。多忙な毎日を送る中西さんにバッグを見せてもらった。
中西由貴さん(34歳)
Webマーケティング会社「papapa marketing」代表取締役。大手ERPパッケージメーカーで開発・導入コンサル部門を経て、Web業界に転身。2020年1月に起業し、企業のSNSアカウントやYouTubeチャンネルのグロースを請け負う。
「社名にも採用しているように、『パパパっと問題を解決すること』をテーマにWebマーケティングのコンサルティングをしています。
サービスやSNSアカウントのグロースをするお手伝いをしているのが中心。競合調査を行い、どのように伸ばしていけば良いかアドバイスをするのが基本ですが、時には記事や動画などのコンテンツ制作も担当しています」
そんな中西さんは現在、東京に本社を置きつつ、新潟で仕事をしているという。
「コロナ禍以前は東京を中心に、仕事がある時だけ新潟に行っていました。コロナ禍をきっかけに、現在は住みやすさを優先して新潟に移住。東京のクライアント様とはウェブで打ち合わせをしています」
取材や撮影などで東京に出向く必要がある場合、長距離の移動が発生する彼女のバッグに詰められたこだわりを尋ねてみた。
彼女が現在愛用しているしごとバッグは、THIRD MAGAZINEのカゴバッグ。
「バッグを選ぶ時は、仕事の気分が上がるかどうかが決め手。せっかちな性格なので、荷物をパッと入れてサッと持っていけるバッグが好きなんです。
そして、忘れ物が多いので、サブバッグは持ちません。荷物をざっくり入れられる大きなバッグひとつにまとめておけば『これさえ持っておけば大丈夫』と思えるじゃないですか」
口が広いバッグのため、中身が見えないようスカーフを被せて使っているのだそう。
●バッグの中身
1 Macbookと充電器
2 TOMFORDのPCメガネ
3 ノーブランドの名刺入れ
4 フライングタイガーのピルケース
5 CHANELの財布
6 AVEDAのパドルブラシ
7 Amazonで購入した、ノーブランドのマッサージローラー
8 ロンハーマンのガジェットケース
9 AirPods。ケースはMaison Kitsuné
10 G・U・Mの歯ブラシセット
11 WTWのメイクポーチ
12 HOTEL PARIS CHILLのエチケットポーチ
中西さんの仕事に欠かせないのが、パソコンとイヤホン。
「パソコンは仕事の必需品ですね。新幹線での移動中に、納品する動画チェックをしたりウェビナーを見たりすることがあるので、イヤホンも必ず持ち歩いています。メゾンキツネのAirPodsケースがお気に入り」
大きめのポーチには、彼女の仕事に関わる大切なアイテムがまとまっていた。
「こちらのポーチはガジェット入れとして愛用中。アダプタやケーブル、Apple Watchの充電器などを入れています。
マーケティング業務がメインではありますが、月に数度、マーケティングの講師もしているんです。その際、変換ケーブルが無くて困った経験があったので、必要な端子は自分で持ち歩くようにしています。あとは、USBメモリーも。印刷を忘れた時にも安心です」
バッグの中には、オフィスワークをしない彼女ならではのアイテムも発見。
「大理石のマッサージローラーは、東京・新潟間の新幹線の車中でよく使っています。歯ブラシもマスト。
あとは頭を使うと疲れて凝り固まってしまうので、AVEDAのパドルブラシも必需品です。移動中も仕事をしつつ、効率良く疲れを取るのがマイルールですね」
オフィスを持たずに仕事をする彼女のバッグの中身は、自身の性格と「無くて困った」という過去の失敗を活かしたラインナップが揃っていた。
移動しながらでも仕事ができるように、とさまざまな工夫が凝らされたアイテムこそ、中西さんがさまざまな分野で活躍している理由なのだと感じた。
※この記事は2021年06月21日に公開されたものです