お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

ハロー効果の意味とは? 具体例&ビジネスシーンでの使い方

高見綾(心理カウンセラー)

ハロー効果とピグマリオン効果との違い

ハロー効果と似たものに「ピグマリオン効果」があります。

ピグマリオン効果とは、相手に期待することで、その人が期待に応えて良い成果を出すという心理効果です。

このような効果は、主に教育や部下の育成などに活用されています。ピグマリオン効果の実例は以下の通り。

部下に「君には期待しているよ」と声を掛けます。そうすると部下はうれしく感じ、より一層仕事を頑張るようになります。

このように、人は期待されると行動に変化が出ることが分かっています。

ハロー効果もピグマリオン効果も、ある対象の評価に影響を与えるという点では一緒です。

ただし、ハロー効果は、相手による印象操作によって「自分が持っている相手の評価」が変化すること。それに対してピグマリオン効果は、「自分が持っている相手の評価」によって相手の行動に変化が起きる点で大きく異なります。

ハロー効果では、相手の中身を変えることはできないのです。

ピグマリオン効果について詳しくは、別記事「【心理学】ピグマリオン効果とは? 意味や活用例を紹介」で解説しています。

ハロー効果を活用してポジティブな印象を与えよう

目立つ特徴に引きずられて、その他の評価も影響を受けるハロー効果は、ビジネスや日常のさまざまなシーンで影響があることが分かりました。

実像とかけ離れた印象を与えるのは問題ですが、真摯に向き合うことを前提にして、せっかくなら良い印象を与えたいもの。

自分の評価を高めたり、商品のイメージを良くしたりするためにも、ハロー効果を上手に活用していきましょう。

(高見綾)

関連する診断をチェック!

【プライドの高さ診断】自分が一番だと思ってない?

※画像はイメージです

※この記事は2021年06月08日に公開されたものです

高見綾(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

“質上げ女子”のカウンセリングをメインで行っている。電話、面談(ZOOM、名古屋)によるカウンセリングや講座を中心にあなたのお悩みをサポート。

大学卒業後、民間企業の経理・財務業務に従事。自身の悩みを解決するために心理学を学びはじめ、人生がうまくいくためには特定の法則があることに気づく。豊富な臨床経験から、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただいている。

著書は「ゆずらない力」(すばる舎)。他、PHPスペシャルに記事を寄稿するなどマルチに活動中。

高見綾のブログ https://takamiaya.com/

 

この著者の記事一覧 

SHARE