ハロー効果の意味とは? 具体例&ビジネスシーンでの使い方
ハロー効果とピグマリオン効果との違い
ハロー効果と似たものに「ピグマリオン効果」があります。
ピグマリオン効果とは、相手に期待することで、その人が期待に応えて良い成果を出すという心理効果です。
このような効果は、主に教育や部下の育成などに活用されています。ピグマリオン効果の実例は以下の通り。
部下に「君には期待しているよ」と声を掛けます。そうすると部下はうれしく感じ、より一層仕事を頑張るようになります。
このように、人は期待されると行動に変化が出ることが分かっています。
ハロー効果もピグマリオン効果も、ある対象の評価に影響を与えるという点では一緒です。
ただし、ハロー効果は、相手による印象操作によって「自分が持っている相手の評価」が変化すること。それに対してピグマリオン効果は、「自分が持っている相手の評価」によって相手の行動に変化が起きる点で大きく異なります。
ハロー効果では、相手の中身を変えることはできないのです。
ピグマリオン効果について詳しくは、別記事「【心理学】ピグマリオン効果とは? 意味や活用例を紹介」で解説しています。
ハロー効果を活用してポジティブな印象を与えよう
目立つ特徴に引きずられて、その他の評価も影響を受けるハロー効果は、ビジネスや日常のさまざまなシーンで影響があることが分かりました。
実像とかけ離れた印象を与えるのは問題ですが、真摯に向き合うことを前提にして、せっかくなら良い印象を与えたいもの。
自分の評価を高めたり、商品のイメージを良くしたりするためにも、ハロー効果を上手に活用していきましょう。
(高見綾)
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※この記事は2021年06月08日に公開されたものです