「ソリューション」とは? 業界別の意味を解説
情報通信技術業界でよく使われる「ソリューション」
情報通信技術業界(IT業界)では、「顧客が抱えている難しい問題や課題を積極的に解決していく」という意味合いで「ソリューション」が使われています。
その中でも、さまざまな言葉を組み合わせた「ソリューション」があるため、各々の意味合いについても紹介していきます。
ITソリューション
ITソリューションとは、「ソリューション」の中でもコンピュータシステムを使った課題解決のことを指します。
Webシステム型、クライアント・サーバー型、クラウド型などがあり、コンピュータを使って問題解決のためのシステムを組むのがITソリューションです。
IoTソリューション
IoTソリューションは「Internet of Thing(モノのインターネット)」を意味し、センサーやデバイスなどの「モノ」を使った問題解決を目指します。具体例は以下の通りです。
画面を使った体温測定
企業や店舗で導入している画面を使った体温測定では、システムが自動で体温測定してくれるため、来訪した人の体温を都度測る必要がなくなります。
自動ドアを使った扉の開閉
自動ドアの導入では、ドアを開ける本人の負担を減らします。特にコロナ禍においては、接触をできるだけ控えたい人々にとっての問題解決につながっているといえるでしょう。
上記のように「モノ」を使って生活を便利にしてくれるのがIoTソリューションです。
トータルソリューション・ソリューションプロバイダー
トータルソリューションとは、顧客の問題に対して総合的な解決を図るというものです。
課題に対して多方面からアプローチを行い、全体的な問題解決につなげます。それにより、問題に悩む顧客の満足度が底上げされ、良い評価を得られるのです。
また、トータルソリューションを実現する会社・団体を「ソリューションプロバイダー」と呼ぶこともあります。
「プロバイダー」とは「提供者」を意味し、問題解決策を提供する会社・団体であることを表しているのです。
ソリューションアーキテクト
ソリューションアーキテクトとは、顧客と開発の橋渡しをする役割のことを指します。
アマゾンやGoogleが展開するクラウドサービス「AWS」「GCP」などのノウハウを駆使して、問題解決に対するアドバイスや提案を行う専門家がソリューションアーキテクトと呼ばれます。
コンソリューション
コンソリューションとは、野村総合研究所社の造語で、コンサルティングとソリューションが顧客と並走するオープンな取り組みを表現しています。