所感とは? 意味や書き方のコツ
「所感」を使用する場面例とポイント
「所感」の書き方を確認したところで、実際に使用する場面とポイントを確認していきましょう。
ビジネスシーンで「所感」を用いるのは、日報、報告書、スピーチなど。この3つに分けて説明します。
日報
企業では、1日の業務内容をまとめて日報として「所感」を書いて提出するところもあります。その場合、以下の順に要点をまとめることをおすすめします。
・1日の業務内容
・業務の振り返り(良かった点と悪かった点)
・業務における課題や反省点
・今後の業務にどう生かすか
・明日の予定や目標
前述の通り、今日は○○だったというような感想だけで終わらないよう、要因や改善点も加えることを意識してみてください。
報告書
研修や出張の報告書の提出に「所感」を用いることもあるでしょう。その場合、以下の順に記載すると分かりやすいです。
・研修や出張の内容
・学んだこと
・今後の仕事に生かせそうな点
・研修や出張を踏まえた業務改善案
研修や出張がどうであったか、詳しく書くことも重要ですが、それを今後にどう生かすのかを書くととても分かりやすく好印象です。
スピーチ
朝礼やあいさつなどのスピーチで「所感」を述べる場合もあります。
その状況では、文章ではなく口頭で述べることになるため、どうすれば良いのか不安に感じる人もいるのではないでしょうか。
もし、テーマがある場合はテーマに沿った感想と今後どうしていくかについて簡潔に述べると良いでしょう。テーマがない場合は、聴き手に伝えたいビジネスの知識や情報などを話すと良いとされます。
この際にも感想だけにならないよう、なぜ伝えたいのか、今後の業務にどう生きてくるのか述べるべきです。