ブラッシュアップとは? 正しい意味と使い方
なぜビジネスで「ブラッシュアップ」が必要?
意味を押さえたところで、なぜ「ブラッシュアップ」が必要なのでしょうか。
元から能力はあるはずなのに、「ブラッシュアップ」をする意味とは? メリット、デメリット、注意点の3点を解説していきます。
メリット
「ブラッシュアップ」のメリットは、主に2つ挙げられます。
それは、「具体的な案を出せること」「効率よく作業を進められること」です。
具体的な案が出せること
まず、「ブラッシュアップ」をすることにより、元からあったアイデアを新たな形に進化させたり、より具体的な内容に落とし込んだりすることができます。
これにより、行き詰まっている時の解決の糸口が生まれるのです。
効率良く作業を進められること
そして、元からあった案に何が足りないのか、「ブラッシュアップ」によって補完すべきものが明確化されるので、作業は効率的になります。
また、集めた情報を整理するのも「ブラッシュアップ」。1つ1つのアイディアを組み合わせることで、新しい考え方が生まれるメリットがあります。
デメリット
「ブラッシュアップ」には、デメリットもあります。
それは「否定されたという誤解が生まれる可能性があること」です。
「ブラッシュアップ」は、客観的な立場になって評価することでもあります。したがって、意見や物事を否定する可能性が前提にあります。
自分が何日も時間をかけて作った資料や案が否定されたら悔しいですよね。他者と一緒に「ブラッシュアップ」をする作業では、相手がそんなふうに作り上げたものを否定して磨き上げていく場面も時には必要となるのです。
確かに、否定に近い意見は言いにくい瞬間もあるでしょう。しかし、より良いものを生み出すには「ブラッシュアップ」が必要です。お互いに認め合いながら、フラットに意見を出し合っていきましょう。
注意点
デメリットでも挙げたように、「ブラッシュアップ」の作業は誤解を招く恐れがあるため、その際の注意が必要です。
誤解を防ぐためには、なぜ修正するべきなのか目的を共有したり、大枠での修正方針から共有したりすることが求められます。
つまり、何でも1人でやろうとせずに共有することが大切なのです。全員でより良いものをスムーズに作り上げるために、意識していきましょう。
場面による使い分けに注意しよう
日本語と英語、ビジネス用語など、時と場合によって「ブラッシュアップ」の意味は少しずつ異なるため、注意が必要です。
そのちょっとの違いで相手に誤解を与えたり、大きな間違いにつながったりする可能性がないとは言い切れません。
より良いものを作り上げるために「ブラッシュアップ」について理解し、活用していきましょう。
(moeka)
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※この記事は2021年05月29日に公開されたものです