【難読】なんと読む? 「小芥子」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「小芥子」の読み方です。
読み方が想像できない! と思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「小芥子」の読み方は?
「芥」は、“あくた”と読むので、「小芥子」は“こあくたし”、“しょうあくたこ”という読み方しか想像できない人もいるでしょう。
当たり前ですが、どちらも間違いになります。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“こけし”と読みます。
「小芥子」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「小芥子」の意味は以下のように解説されています。
こ‐けし【小×芥子】
東北地方の郷土玩具。また、その様式をまねたもの。ろくろびきの木製人形で、丸い頭と円筒形の胴からなり、手足はなく、簡単な彩色で主に女児の姿をかたどる。土地によって胴の形や描彩、顔の面相などに特色がある。木ぼこ。木でこ。こけし人形。こけしぼうこ。
頭部が芥子の実に似ているため、小さい芥子の人形という意味で、「小芥子」で“こけし”と読むようになったそうです。
ひらがなで見ることが多いですが、漢字では「小芥子」と書くんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「小芥子」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。漢字で書いたりする機会はない言葉かもしれませんが、由来を知らないと、なかなか読めない言葉ですよね。
普段、ひらがなやカタカナで表記される言葉の漢字表記を調べてみても、おもしろそうですね。
(ななしまもえ)
※この記事は2021年05月28日に公開されたものです