【難読】“きふん”ってなに? 「黄紛」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「黄紛」の読み方です。
“きふん”? “おうふん”? なにそれ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「黄紛」の読み方は?
「黄粉」とあると、そのまま“きふん”か“おうふん”と読むのかな、と思った人もいるでしょう。
しかし、そうは読まずに、和菓子などで使われているある粉のことを表す言葉になります。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“きなこ”と読みます。
「黄紛」の意味と使い方
『精選版 日本国語大辞典』によれば、「黄紛」の意味は以下のように解説されています。
きな‐こ【黄粉】
〘名〙 (「黄なる粉」の意) 大豆を煎(い)って、こまかにひいて粉にしたもの。砂糖を加え、餠、団子などにまぶして食べる。豆の粉。
※女房躾書(室町末)「まめのこをばきなこともうす。いろのこ共云」
わらび餅やおはぎなどにまぶしてあるのを見ますよね。
よく「きな粉」と表記されていますが、漢字では「黄粉」と書くんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「黄紛」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。見た目をそのまま漢字に当てているため、簡単な漢字ですが、読み方は意外と難しいですよね。
漢字で書くことは少ない言葉ですが、意外な読み方があることを覚えておきましょう!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年05月26日に公開されたものです