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「適宜」の意味とは? 正しい使い方や「随時」との違いを解説

kirara

「適宜」を使って文章を作る時の注意点

「適宜」を用いてメールなどを作る場合、文章の組み立て方だけでなく、正しい意味を伝えることが必要です。

そこで、「適宜」を使う際の注意点を解説していくので、ぜひ文章づくりの参考にしてくださいね。

対応後の状況まで説明する

「適宜」は、指示する相手の考えや自主性に任せた行動を促す意味があるため、実際の対応を自分が把握できない場合があります。

その結果、対応間違いや不測の事態が起きることも予想されます。

そこで、次の例文のように、何かあった際に報告することや対応方法までを事前に伝えておくと、状況が把握しやすくなります。

例文

「スケジュールの遅れなどがありましたら、適宜対応してください。対応後には、こちらへスケジュールが遅れた原因と対応内容を連絡していただくようお願いいたします」

一言付け加えるだけでも仕事を円滑に進めやすく、ミスが起きた時もフォローしやすくなりますよ。

要望があるならきちんと伝える

「適宜」は相手に全てを任せてしまうため、自分の意図した対応とはズレてしまうことがあります。

そういった場合、いちから対応しなければならず、余計な仕事が増えてしまうことも。また、取引先などに不信感を与える原因にもなりかねません。

そのため、対応に要望ある場合は、きちんと相手に伝えるようにしましょう。

例文

「進捗状況に合わせて適宜対応してください。もし、納期に大幅なズレが起こりそうな場合には、1週間前までに担当者へ相談いただくようお願いいたします」

絶対に外せない事柄は、きちんと具体的な指示にしておくことで、対応の二度手間などがなくなります。

特に、指示を受けた方も対応しやすくなるので、お互いにスムーズに仕事を進められますよ。

目上の人へは使わない


「適宜」を使う上で注意したいのが、目上の人へは使わないということです。

上司からの指示に対して「適宜対応します」という返信内容はOKですが、「適宜対応してください」のような依頼の文章を送らないように気をつけましょう。

次ページ:「適宜」の類語とは

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