【難読】“しょうす”? 「粧す」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「粧す」の読み方です。
“しょうす”? なにそれ? と思った人は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「粧す」の読み方は?
「粧」は化粧と読むので、“しょう”という読み方をすることが多いですよね。「粧」という字自体は、よそおう、つくろうといった意味になります。
しかし、これに送り仮名の「す」をつけて、“しょうす”とは読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“めかす”と読みます。
「粧す」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「粧す」の意味は以下のように解説されています。
めか・す【▽粧す】
[動サ五(四)]1 身なりを飾りたてる。おしゃれをする。非難やからかいの気持ちでいうことが多い。「―・してデートに行く」「いやに―・しているね」
2 それらしく振る舞う。外見をつくろう。
「風流を―・しているうちにも」〈二葉亭訳・あひゞき〉
つまり、「粧」の漢字の意味と近い、おしゃれをする、外見をつくろう、といった意味合いですね。
小さいころ、「今日はお粧ししてるね」なんて言われたことはないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「粧す」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。聞いたことがある言葉ではありますが、漢字を意識したことはなかったのではないでしょうか。
日常的に使う機会は少ない言葉かもしれませんが、この機会に読み方を覚えておきましょう!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年05月14日に公開されたものです