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【難読】なんて読む? 「垂涎」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「垂涎」の読み方です。

なんと読むのかイメージできない! と思った人は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「垂涎」の読み方は?

「垂」は懸垂と読むので“すい”、「涎」は“よだれ”という読み方を覚えている人が多いのではないでしょうか。

しかし、二つを合わせて“すいよだれ”と読むのは、さすがに違和感しかないですよね。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“すいぜん”と読みます。

「垂涎」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「垂涎」の意味は以下のように解説されています。

すい‐ぜん【垂×涎】
[名](スル)《「すいせん」とも》
1 食べたくてよだれを垂らすこと。

2 ある物を手に入れたいと熱望すること。「垂涎の的」
「人形の着物にばかり眼をつけてさっきからしきりに―している」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉

 

文字通り、よだれを垂らすという意味以外に、心の底から熱望し強く欲求すること、いった意味合いで使います。

小説などを読んでいて、「垂涎もの」という言葉を見たことはないでしょうか。
読み方は難しいですが、“すいぜん”と読むんですね。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「垂涎」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。普段、使う機会が少ない言葉が出てくると、なんとなく読み飛ばしたりしていませんか。

この機会にしっかり覚えて、自信を持って読めるようにしましょう!

(ななしまもえ)

※この記事は2021年05月11日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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