「精進する」の意味や使い方とは? 「邁進」との違いや類義語も解説
「精進」の使い方
続いて、精進という言葉の使い方を見ていきましょう。言葉の正しい使い方を知ることで、人前でも間違わずに使うことができますよ。
「精進する」の敬語は「精進します」
「精進する」の敬語は、「精進します」です。「精進します」は「精進する」の丁寧な敬語表現となっています。
また、「精進してまいります」という表現もビジネスシーンなどで多く使われますが「精進してまいります」の「まいります」は補助動詞なため、公用語で使用する場合は平仮名で表記するのが良いでしょう。
「精進」をよく使う場面や例文
続いて、「精進」という言葉を使う場面や例文についてご紹介していきます。実際の場面を想像しながら例文を確認することで、より言葉のイメージが付きやすくなりますよ。
着任のあいさつで使う場合
精進という言葉がよく使われる代表的な場面として、転勤や異動、出向、転任など着任時のあいさつがあります。この場合、精進は新任地や新しい役職において一生懸命に努力しますという意気込みを伝えるために使われます。以下に例文を見ていきましょう。
例文
・今年度は、室長として皆様のご期待に添えるよう精進します。
・新任地において日々精進してまいる所存です。
また、上司から褒められた場合などにも「今後も引き続き精進してまいります」と意気込みや感謝の気持ちを伝えるために使われることがあります。
お詫びや反省の言葉で使う場合
続いて、精進という言葉はお詫びや反省の言葉として使用されることがあります。相手に対してお詫びの言葉を伝えると共に、今後は同じ過ちのないよう努力しますという使い方をするのです。以下例文を確認しましょう。
例文
・この度は私の不手際により、大変ご迷惑をお掛けしました。今後は二度とこのようなことがないよう、精進してまいります。
履歴書や年賀状で使う場合
履歴書や年賀状にも精進という言葉が使われる場合があります。まず、履歴書に精進という言葉が使われる場面は就活時などに入社後の意気込みを伝えたい場合などです。
この場面では、入社後に自分がどのように会社の役に立ちたいのか、やる気や意気込みを表現するために使われます。以下例文です。
例文
・大学時代に培ってきた経験を生かし、精進してまいります。
・未経験の分野ではありますが、一日も早く仕事を覚えてお役に立てるよう精進します。
次に、年賀状において精進という言葉が使われる場合は相手に新年の抱負を伝える時です。新年を迎え、今年はこのようなことに努力します、このようなことに取り組んでいきますという意気込みや抱負を表す際に使用します。例文を見ていきましょう。
例文
・昨年は大変お世話になりました。今年も日々精進してまいります。
後輩や部下を第三者に紹介する場面で使う場合
後輩や部下を第三者に紹介する場面でも、精進という言葉は使用することができます。第三者に対して、後輩や部下の意気込みや努力していきますという気持ちを伝えるために使われます。例文を見ていきましょう。
例文
・部下の〇〇です。彼もこれから新しい部署で一生懸命精進しますので、どうぞよろしくお願いいたします。