「精進する」の意味や使い方とは? 「邁進」との違いや類義語も解説
「精進」と「邁進」の違いや類語は?
次に、「精進」と「邁進」の違いや精進の類義語についてご紹介します。
「精進」と「邁進」の違い
「精進」とよく似た言葉に、「邁進」という言葉があります。精進が「一つのことに精神を集中して励むこと」であるのに対し、邁進は「恐れることなく突き進むこと」「真っ直ぐに突き進むこと」を意味します。
つまり、精進が何かの物事に対して集中して努力しながらコツコツと励むことであるのに対し、邁進は勢いを持ってどんどん前に進んでいくこと、というように言葉の意味に若干の違いがあります。
似ている言葉ですが、言葉のニュアンスが若干異なる言葉同士のため注意が必要です。ちなみに、邁進は「まいしん」と読み「まんしん」ではないのでこちらも注意しましょう。
「精進」の類義語
「精進」の類語には他にどのような言葉があるでしょうか。類語を知ることで、より言葉のイメージを深めることができますよ。
熱心
「精進」の類語には、「熱心」という言葉があります。「ある物事に深く心を打ち込むこと。また、そのさま」を意味しています。ひたすらにコツコツと努力する、という点が「精進」と「熱心」の2つの言葉の共通点です。
一生懸命
「一生懸命」も「精進」の類語です。物事に一身に集中して取り組む様子を表しています。
ひた向き
「ひた向き」は、「一つの物事だけに心を向けているさま」「忍耐強く、いちずに打ち込むさま」という意味があります。前述した一生懸命と同じく、物事に向かって打ち込む点が精進と似ています。
尽力する
「尽力する」とは、「力を尽くすこと」「持っている力を全て注ぎ込むこと」を意味しています。目標のために一生懸命に、最大限の力を注ぎ込むことであり、精進とよく似た言葉の1つです。
励む
「励む」とは、「気持ちを奮い起こして物事をすること、心を打ち込んで努めること、精を出すこと」を意味しています。
「精進」を正しく使えるようになろう
今回は「精進する」の意味や使い方、類語や例文についてご紹介してきました。新年度や新任地でのあいさつから、謝罪や履歴書など幅広い場面で使われることの多い「精進する」という言葉は、ぜひ正しく覚えて使えるようにしておきましょう。
今回の例文や実際に「精進する」という言葉が使われる場面などもぜひ参考にしてください。
(umi)
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※この記事は2021年04月28日に公開されたものです