もうやだ。仕事の失敗で落ち込んだ時の対処法
仕事で大失敗して落ち込んでいる……。そんな時にできる対処とは? 不安、つらい、辞めたいと思った時の気持ちの切り替え方を、仕事系ライターの夏椿さんが解説。立ち直るためにできることを紹介します。
ケアレスミスから大きなミスまで、仕事で起きる失敗はさまざまです。
一度失敗をしてしまうと「また同じことをしてしまうかも……」「周囲の人に仕事ができないと思われたかもしれない」と思い、不安になったり落ち込んだりしてしまいます。
本記事では、仕事で失敗して立ち直れない時の対処法や、失敗しやすい人の特徴、仕事の失敗を防ぐためのポイントを解説します。
仕事で失敗した時の落ち込みを切り替える方法
仕事で失敗して、なかなか立ち直れないことはありませんか?
そんな時は、思い切って考え方を変え、まずは切り替えることが重要です。具体的にどうやって気持ちを切り替えるといいのかを見ていきましょう。
(1)客観視して失敗を受け入れる
失敗して落ち込むということは、それだけ仕事に真剣に取り組んだということです。
「恥ずかしい」「申し訳ない」という自身の感情はいったん置いておいて、「失敗した」という事実だけを受け入れましょう。
事実を受け止めていけば、なぜ失敗したかが見えてくるはずです。そうして見つかった失敗の原因だけを心に刻み、次は繰り返さないようにしてください。
(2)感情的に自分を責めすぎない
誰でも大なり小なりの失敗はするもの。必要以上に「失敗は悪いことだ」「自分が情けない」と思い込まないことも大切です。
自分を責めることで不安にのみ込まれてしまい、些細なミスでも大きなストレスを感じたり、さらに失敗を重ねたりする可能性もあります。
大切なのは同じ失敗を繰り返さないことと、原因を見つけて次回に生かすことです。過剰に自罰的になっても、良いことはありません。
(3)仕事と別のことをする
仕事の失敗についてばかり考えていると、悩みをプライベートに持ち込みやすくなります。これでは1日中悩むことになり、落ち込んでいる状態から抜け出せません。
どうにもならない時は、いったん仕事から離れて別のことをしましょう。
好きな音楽を聴いたり、外の空気を吸ったりと、仕事のことを完全に忘れられる自分なりのリフレッシュ方法を確立しておくと、早く気持ちを切り替えられます。
リフレッシュ方法がない場合は、新しいことに挑戦してみるのもいいでしょう。読書や映画鑑賞、料理、スポーツなどを楽しみ、まずは意識を失敗から切り離すことが大切です。
(4)友人や家族に話を聞いてもらう
「1人だとどうしても自分を責めて落ち込んでしまう……」という方は、信頼できる友人や家族に話を聞いてもらいましょう。
頭の中だけでひたすらネガティブに考えるよりも、考えを言語化することで冷静になれるはずです。気持ちを整理した方が早く次に進める場合もあるでしょう。
また、相手から思いもしなかったアドバイスをもらえることもあり、解決の糸口が見つかるかもしれません。
ただし、注意しなければならないのは、感情的になって社内の大事な情報を話してしまうこと。話して大丈夫な相手なのか、を冷静になって見極めましょう。
また、具体的な内容を誰かに話して解決したい時は、会社の同僚や話しやすい上司、先輩に相談してみましょう。
さらに、同じ部署の人なら、同様の失敗をした経験がある人もいるかもしれません。失敗談や当時の気持ちの切り替え方、次への生かし方なども教えてもらうと気持ちが楽になります。