「ご教示」「ご教授」の意味と使い方は? 例文つきで解説!
「ご教示」の使い方(例文つき)
ここからは、「ご教示」の使い方を例文と共に解説します。
「ご教示」が使える場面
「ご教示」は書き言葉とされているため、基本的にはメールや手紙で使います。
目上の相手に対し、何か教えてもらいたいことがある時、質問への回答が欲しい時に「ご教示いただけますと幸いです」などと表現しましょう。
例文
「ご教示」の使い方をイメージできるよう、以下に例文を紹介します。
・「接客方法について不明点があるため、明日にでもご教示いただけますと幸いです」
・「先日は書類作成の手順をご教示いただきありがとうございました」
・「資料に記載があった○○について、もう少し詳しくご教示いただけますでしょうか」
「ご教授」の使い方(例文つき)
続いて、「ご教授」の使い方を例文とともに確認しましょう。
「ご教授」が使える場面
前述したように、「ご教授」は専門的な知識や技術を教わる際に使います。
例えば、医師や弁護士、芸術家などの専門家に仕事上必要なことを教えてもらう際は、「ご教授」を使うと良いでしょう。
また、仕事で専門的なスキルを学ぶ必要がある場合、それを教えてくれる上司などに対して「ご教授いただけますと幸いです」などと使うケースも考えられます。
例文
「ご教授」の例文を以下に紹介します。
・「○○系の法律で不明点があるため、以下についてご教授いただけますと幸いです」
・「当社のサイトへ日本の伝統舞踊についての記事を掲載するため、当日はインタビュー形式で伝統舞踊の歴史についてご教授いただきたく存じます」
「ご教示」「ご教授」を使う時の注意点
「ご教示」「ご教授」を使う時は、以下の点に注意しましょう。
(1)一方的な印象にならないよう気をつける
「ご教示」は敬語なので、目上の相手に対して使っても失礼ではありません。
ただし、「ご教示願います」「ご教授ください」と表現すると、場合によっては一方的に要求している印象を与える可能性もあります。
それを避けるには、「ご教示いただけますと幸いです」「ご教示いただけますでしょうか」のように間接的な表現にすると良いでしょう。
(2)「ご教示」「ご教授」は話し言葉ではない
「ご教示」と「ご教授」はともに書き言葉とされており、話し言葉ではありません。そのため、対面での質問や会議では使わない方が無難です。
対面の場合、「教えていただけますと幸いです」「教えていただいてよろしいでしょうか」などと言いましょう。
▶次のページでは、「ご教示」「ご教授」の類語や言い換え表現を紹介します。