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動画のサブスクって月にどれくらい使ったらお得?

#令和のマネーハック

水谷明日香

働き方も、恋愛も、生活様式も、全てのあり方が少し前とは違う令和の今。数えきれない変化の裏にある「新マネーハック」を、さまざまな分野の専門家たちがお悩み回答形式で紹介します。今回の回答者はFP(ファイナンシャルプランナー)の水谷明日香さん。

今回のお悩み「動画のサブスクって月にどれくらい使ったらお得?」

家で過ごす時間が増えるにつれて、動画配信サービスの登録もいつの間にか増えていました。ハマっている映画やドラマがある時はたくさん利用するけれど、時には全然使わない月も……。動画のサブスクリプションって、月にどれくらい利用すれば元が取れるんでしょう? 無駄遣いになってしまっているサービスを整理したいです。

「月に何本観ているか」とサービスそのものの費用を比較

便利な動画のサブスクリプションサービス。おうち時間の増加をきっかけに、利用し始めたという方が増えてきていますよね。そんなサブスクリプションサービスについて、まずは「何本観たら元が取れるのか」を考えていきましょう。

まず、レンタルショップでDVD・Blu-ray等を借りた場合を考えます。店舗によってレンタル料金には変動があるので、ここでは映画のレンタル料金を1本税込250円と設定しますね。

それと比較して、Amazonプライムビデオは通常だと月額税込500円なので、月に映画を2本観るのであれば元が取れます。同じように考えると、huluは月額税込1,026円、Netflixのベーシックプランは月額税込990円なので、どちらも月に4本観ればだいたい元が取れる計算になります。

選択しているプランによりますが、週に1回以上映画を観る方であれば、損はしていません。

本来は月ごとに整理できるのが理想

ただ、サブスクリプションは便利な反面、やはり観る本数が多い月と少ない月が出てきますよね。

面倒ではありますが、節約を極めたいのであれば使わない月は解約をするのが1番。月額500円でも1年続けると6,000円、月額1,000円だと1年で1万2,000円になるので、利用していないのであれば、年単位で金額を考えてみると見直すきっかけになると思いますよ。

私もつい最近、動画のサブスクリプションサービスを含めた固定費を見直して解約したのですが、案外無くても平気なものです。

解約作業が面倒くさいと感じる方は、1度これまで自分が費やした金額を振り返ってみると意識が変わるかもしれません。

解約に迷ったら、自分にとって娯楽がどんな存在が考えてみて

利用していないのであれば無駄になってしまいますが、娯楽は大切なもの。動画を観ることでストレス解消になったり、感性が磨かれたり、頭を切り替えられたりしているなら、無理に解約することはないと思います。

ストレス発散の娯楽なのか、感性を豊かにするための投資なのか、それとも暇つぶしなのか……などなど、自分にとって動画のサブスクリプションサービスがどんな位置付けにあるのか、考えてみてから判断してはいかがでしょう。

もし分からない場合は、1度解約して考えてみるのも方法のひとつです。

「契約しているしもったいないから観なきゃ」とか、「動画観ている時間が無駄だな」と思っているのであれば、整理するタイミングかもしれないですね!

お金と同じくらい時間も大切。契約していることでダラダラと動画を観てしまって、時間がもったいない……と感じているなら、見直しのサインです。

見直しは最低でも「半年に1回」

サブスクリプションサービスをはじめとした固定費は、半年に1回は見直したいところ。

理想は1ヶ月に1回ですが、そうするとかなり早いペースで整理をしなくてはいけなくなるので、まずは6ヶ月に1度、固定費が膨れ上がっていないか、無駄なものを契約していないかをチェックするのがおすすめです。

複数契約している動画サービスを1つに絞りたいのであれば、使っている時間と頻度を比べてみると整理しやすいですよ。

懐が痛まない値段設定がゆえに、ついつい契約しがちな動画のサブスクリプションサービス。ポイントに沿って見直してみることで、時間とお金の節約がかなうでしょう。

令和のマネーハック20

動画のサブスクは週に1回以上利用すれば元が取れる! ただし、使わない月は解約してみるのも1つの手。半年に1度は契約しているサービスを見直そう。

(監修:水谷明日香/FPwoman、取材・文:ameri、イラスト:itabamoe)

※この記事は2021年04月12日に公開されたものです

水谷明日香

株式会社エフピーウーマン 取締役
ファイナンシャルプランナー
キャリア・デベロップメント・アドバイザー

「女性がライフステージで選択を迫られたときに、諦めではなく自ら選択できるための支援がしたい」という想いから、2013年にファイナンシャルプランナーに転身。幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人生を送るための知識を伝えている。「エフピーウーマン」https://www.fpwoman.co.jp/school.html

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