コストパフォーマンスの意味は? 使い方や類語【例文付】
「コストパフォーマンス」の使い方
「コストパフォーマンス」の意味を理解したら、実際に使ってみましょう。
あらゆる表現は、意味や成り立ちをインプットした後に、アウトプットを通して使いこなすことが可能になります。
どのような場面で使うのか、それぞれ例文を挙げて紹介します。日々の生活に表現を取り入れてみてくださいね。
コストパフォーマンスが「高い」「良い」
コストパフォーマンスが「高い」「良い」とは、かけた金額や労力に対して期待以上のサービスやクオリティ、成果があった時に使う言葉です。
「サービスやクオリティが驚くほど良い」という意味ではなく、「コストの割には良い」という意味合いで使われます。
【例文】
・システムに100万円投資したが、コストパフォーマンスは良かった。
・この価格でこれだけの品数ならコスパは高い方だ。
・少ない人員でここまでの成果を上げられたなんて、高コストパフォーマンスだ。
ちなみに「高コストパフォーマンス」という言い回しはされますが、「良コストパフォーマンス」という言い方はあまりしません。
コストパフォーマンスが「低い」「悪い」
かけた金額や労力に対して、期待したサービスが受けられなかった場合や、クオリティが伴わなかった場合、コストパフォーマンスが「低い」「悪い」という使い方をします。
「サービスやクオリティが驚くほど悪い」という意味ではなく、「コストの割に悪い」という意味で使われます。
【例文】
・この価格でこのクオリティだとコストパフォーマンスは悪い。
・ずっと雨でコスパの悪い旅行になってしまった。
・予想以上に原価がかかり、結果として低コストパフォーマンスとなった。
「高い」表現の時と同様に「低コストパフォーマンス」という言い回しはありますが、「悪コストパフォーマンス」という言い方はしません。
コストパフォーマンスを「上げる」
コストパフォーマンスは「上げる」という表現もされます。
例えば「商品のコスパを上げる」という場合は、商品の価格はそのままで性能や品質を上げる、もしくは商品の価格を下げて、性能や品質は維持する、などの意味があります。
または、1つのアウトプットに対して労力をかけないよう努力したり、労力はそのままに生産性をアップしたりする場合も、「コスパを上げる」という表現に該当します。
より商品のお得感を出す、上げるという意味で使われることが多いでしょう。
【例文】
・コストパフォーマンスを上げた、消費者のためになる商品を開発しよう。
・原価とリソースを抑え、コスパを上げたアウトプットを目指す。
コストパフォーマンスに「優れた」
コストパフォーマンスに「優れた」という表現は、文字通り優良なコスパであるということ。
「良い・悪い」というよりも、「他の競合と比べて優れている」時に使うのが適している表現です。
【例文】
・さっき見たものよりも、この商品の方がコスパに優れている。
「コスパ的に」
「コスパ的に」という言葉は、その商品の価値やサービスのクオリティを評価する際に使われる表現です。
受ける側も、与える側もどちらも使えます。値段と物の価値にどれだけ差があるのかを表現する時などに、便利な言葉でしょう。
【例文】
・あのホテルは値段の割にサービスが良くて、コスパ的に満足だ。
・確かにクオリティは高い商品だが、コスパ的にはどうかと思う。