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処女の定義とは? 処女と非処女を見分けることはできる?

宋美玄(産婦人科医・医学博士)

処女喪失の定義

「処女であること」を医学的に定義するのが難しいのならば、反対に「処女ではなくなった」ことの定義付けをすることはできるのでしょうか。今度は処女喪失の定義を確認してみましょう。

セックス経験があれば「処女ではない」と判断

セックスはしていないけれど、なにかしらの挿入は経験済みである場合、自分が処女の定義に当てはまるのかどうか、判断に迷うことがあるかもしれません。たとえば、「生理のときにタンポンを使ったことがある」「セックスをしたことはないけれど、マスターベーションでセックストイを挿入したことがある」といったケースです。

そもそもタンポン程度の太さであれば、処女膜が傷つくことは基本的にないとされていますが、使うことで処女ではなくなってしまうのではないかと、不安になる気持ちはわかります。

この記事の冒頭でも紹介したように、辞書における処女の定義は「男性と交わった経験のない女性」とあります。ということは、処女であるかどうかの判断で重要なのは、男性経験の有無です。それを考えると、「ペニスを挿入された経験があれば、処女ではなくなる」と考えるのが、一般的な処女喪失の定義だといってよいでしょう。

マスターベーションでの挿入経験があっても、セックスでその経験がなければ、処女は喪失していないと考えられるのではないでしょうか。

35歳未満の4割超が「処女」

ある程度の年齢になると、処女でいることにコンプレックスを覚える人がいるかもしれません。しかし、年齢を重ねてもセックス未経験の女性の割合は意外に多いことが、調査からわかっています。

国立社会保障・人口問題研究所では、国内の結婚、出産、子育ての現状と課題を調べるために、ほぼ5年ごとに「出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」を行っており、そこでは独身者に対し、セックス経験の有無を質問しています。

2015年に実施された、現時点での最新の同調査によると、18~34歳の年齢の女性のうち、「性経験なし」と答えた人の割合は44.2%でした[*4]。つまり、この世代の半数近くがセックス未経験、すなわち処女ということになります。このように、処女の割合は意外に多いのです。

参考記事はこちら▼

アラサー処女の実態をさらに詳しく解説します。

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