「ご報告いたします」の正しい使い方とは? 「連絡」との違いを例文付きで解説
「報告」と「連絡」の違い
「報告」と似ている単語に「連絡」があります。使い分けに悩む方も多いので、最後に違いを説明しますね。
「報告」と「連絡」は、共に「相手に伝える」という意味を持ちますが、「報告」は、主に済んだ物事のことや結果など過去の事実を伝える時に使います。
一方「連絡」は、辞書によると「互いに関連すること。また、その関連。相手に通報すること。相互に意思を通じ合うこと」などとあります(『広辞苑』第6版より)。
つまり、さまざまな情報や状況などについて、関係する人に知らせ、共有する時に「連絡」を使うといえます。これだけだと「報告」と似ていますが、「連絡」には未来に関する事柄も含まれるのが大きな違いでしょう。
例文
「本日15:00より、大会議室にて〇〇に関する会議を行いますのでご連絡いたします」
「来月から新システムを導入することになりました。操作方法を含め、詳しくはメールにてご連絡いたしますので、ご確認ください」
「報告」を使うのは完了した事柄や過去のことを伝える時、「連絡」を使うのは未来のことを伝える時、と覚えておくと分かりやすいでしょう。
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「ご報告いたします」を正しく使おう
今回は「ご報告いたします」の正しい使い方をご紹介いたしました。
報告はビジネスにおいて義務ともいわれるほど重要なものです。だからこそ、「ご報告いたします」を用いるシーンは多いでしょう。正しく使えるように、今回解説したことを頭に入れておいてくださいね。
(直井みずほ)
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※この記事は2021年02月26日に公開されたものです