「的を得る」は誤用? 「的を射る」の意味や使い方を解説
「的を射る」の言い換え表現
「的を射る」と似たような意味を持つ表現を紹介します。
「核心を突く」
「物事の中心である大切なところを突く」ことを意味する言葉です。
例文
・核心を突かれてはぐらかすようでは、リーダーとして大した器ではない。
「要を突く」
「かなめをつく」と読み、「物事の大切なところを突く」という意味です。
例文
・社長の話はいつも要を突いている。
「要を得る」
「ようをえる」と読み、「物事の大切なところをおさえる」という意味です。
例文
・簡にして要を得ている。よくできた企画書だ。
「正鵠を得る」
「正鵠」は「せいこく。せいこう」と読み、「要点、急所」のこと。
「正鵠を得る」とは、「急所をぴたりと突く」という意味です。「正鵠を射る」と書かれることもあります。
例文
・彼女の推察が正鵠を得ていたのか、彼はたじろいだ様子を見せた。
「当を得る」
「とうをえる」と読みます。
「道理にかなっている」という意味です。
例文
・本日の会議は、当を得た意見が多く、大変有意義でした。