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「的を得る」は誤用? 「的を射る」の意味や使い方を解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「的を射る」の言い換え表現

「的を射る」と似たような意味を持つ表現を紹介します。

「核心を突く」

「物事の中心である大切なところを突く」ことを意味する言葉です。

例文

核心を突かれてはぐらかすようでは、リーダーとして大した器ではない。

「要を突く」

「かなめをつく」と読み、「物事の大切なところを突く」という意味です。

例文

・社長の話はいつも要を突いている。

「要を得る」

「ようをえる」と読み、「物事の大切なところをおさえる」という意味です。

例文

・簡にして要を得ている。よくできた企画書だ。

「正鵠を得る」

「正鵠」は「せいこく。せいこう」と読み、「要点、急所」のこと。

「正鵠を得る」とは、「急所をぴたりと突く」という意味です。「正鵠を射る」と書かれることもあります。

例文

・彼女の推察が正鵠を得ていたのか、彼はたじろいだ様子を見せた。

「当を得る」

「とうをえる」と読みます。

「道理にかなっている」という意味です。

例文

・本日の会議は、当を得た意見が多く、大変有意義でした。

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