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「的を得る」は誤用? 「的を射る」の意味や使い方を解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「的を射る」はどんな時に使えるのか?(例文付き)

「的を射る」という言葉は、主として意見、説明、発言、解釈、議論、記事、コメントなどの表現について使われます。

会議などで述べられた意見について語る時

会議やミーティングで出た意見や議論のあり方そのものが的確かどうかについて語る時に使います。

例文

・彼の意見は非常に的を射たものだと思います。

質問や指摘の確かさについて述べる時

人やその考え方について質問や指摘を行う際、それが確かで核心を突いている時に使います。

例文

・記者からの的を射た質問によって、会見は緊張感あるものとなった。

企画書や提案などの説明について述べる時

提案書における書き言葉や、プレゼンテーションなどの説明について述べる時、要点をうまく捉えているという意味で使います。

例文

・課長から「大筋は的を射ているが、もっと書き出しを工夫するように」と企画書を返された。

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