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社内恋愛はなぜ禁止? 3つの理由と付き合う場合の注意点

黒木美沙

社内恋愛禁止の会社にいても、我慢できずにお付き合いを始めたくなってしまうこともありますよね。そもそもなぜ社内恋愛を禁止する会社があるのでしょうか? 恋愛ライターの黒木美沙さんにその理由を聞いてみました。また、禁止されていても社内恋愛をする場合の注意点も紹介します。

「社内恋愛禁止の職場だけど大丈夫かな……」「仕事もプライベートも一緒ってどうなの?」

このように社内恋愛禁止の職場でのお付き合いは不安や懸念点が多いですよね。

働いていると新しい出会いはなかなかありません。そのため、自然と同じ職場の人に惹かれ、そのまま結婚するという流れも多いです。

しかし、中には社内恋愛自体が禁止というところもあります。今回はなぜ社内恋愛が禁止なのか、それでも恋愛をする時の注意点を含めてご紹介します。

社内恋愛禁止の理由

「学生の頃は部活や勉強に励んでいたから社会人になって恋愛をしよう」と意気込んでいたのに、就職した会社が社内恋愛禁止だったというケースはたまにあります。

「恋愛ぐらい自由にさせてほしい!」と思ってしまいますが、そもそもなぜ社内恋愛禁止の会社が存在するのでしょうか?

初めに社内恋愛禁止の理由を3つご紹介します。

(1)公私混同する

プライベートも職場の部署も一緒の場合、仕事中でもふとした瞬間にカップルの雰囲気になることがあります。そんな時、本人たちは仕事をしているつもりでも周りは気を使ってしまうので、仕事が

しにくいといった不満が出てくる可能性もあるでしょう。

カップルの雰囲気を出していた場合、それがたとえ休憩中だとしても、2人の空間に割って入れる人はなかなかいないもの。周りの人はゆっくり休憩をしたくても、気を使って休むことすらできない状態になってしまうかもしれません。

このように公私混同を本人たちが気付いていない場合が一番厄介です。

行動だけでなく、声のトーンや目線なども見抜く人は見抜きます。もしも社内恋愛をするのであれば、同じ部署でも公私混同しないことが鉄則です。せっかく仕事ができても、恋愛面で評価を落とすのはもったいないですよね。

(2)別れた後に気まずい

最初はどんなに仲が良いカップルでも、たまにはけんかをしたり衝突したりしますよね。プライベートでのけんかを職場にまで持ち込まれると、スムーズにいく業務も進まなくなります。

口を利かない、態度が悪い、あからさまに避けるなどすれば、周りもどのように声をかけたら良いのか分からなくなるでしょう。

また、別れてしまった場合、チームを組んで行う仕事や同じ部署だと、別れた後に気まずさ全開になってしまいます。

そうなった時に同じ職場にいられなくなって片方が退職するなんてケースも。会社に必要な存在が恋愛を理由に辞めてしまうと、会社にとっても大きな損失です。

これらを未然に防ぐために社内恋愛を禁止としているのです。

(3)情報漏洩の危険性がある

社内の情報は基本的に社外に持ち出してはいけません。経理はお金のこと、人事は人間関係のことといったように、それぞれの部署で漏れてはいけない大切な情報が管理されています。

しかし、人は秘密と言われると、誰かに話したくなる気持ちが芽生えてくるもの。心を許した恋人が近くにいる場合は、うっかり話してしまうこともあるでしょう。

恋人が絶対に誰にも言わないという保証もありません。つい、社内の外の人物に話してしまい、あっという間に話が広まる可能性も高いです。

情報漏洩は会社の損失だけでなく、これまで積み上げてきた信頼も失ってしまいます。そのため、最悪の事態も考えて社内恋愛を禁止している会社もあるのです。

参考記事はこちら▼

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