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「エモーショナル(エモい)」の意味は? 使い方や例文・類語を解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「エモーショナル」の対義語

ここでは、「エモーショナル」の対義語を紹介します。

「ロジカル」

英語で「logical」と書き、「論理的。論理学的」という意味です。

例文

・彼女は、クライアントのタイプに合わせて、感情たっぷりに話すこともあれば、ロジカルに話すこともある。

「理性的」

「感情的」が感情のおもむくままに振る舞うのに対し、「理性的」は理性に基づいて振る舞うことを表します。

例文

・常に理性的な人は、隙がなくて近寄り難いように感じさせる。

「理論的」

「ロジカル」に同じ。「理論に基づいて。理論上」という意味です。

例文

・イベント開催が現状で難しいことは理論的には納得できるが、感情的にはなかなかうなずき難いものがある。

「合理的」

「道理や理屈にかなっていること。物事の進め方に無駄がないこと」を意味する言葉です。

例文

・チーフは「合理的なやり方だけが正しいとは限らないから」と前置きし、全員の意見を聞いてくれた。

人の数だけある「エモーショナル」

今回は、英語の「エモーショナル」という単語を取り上げましたが、いかがでしたか?

和訳すれば「感情的」「感動的」「感情に訴えかける」という意味ですが、従来でも現在でも、一番よく使われているのは、3つ目の「感情に訴えかける」という意味でしょう。

特に、音楽や映画、写真など「うまく説明できないけれど、感情がこみ上げてくる」というような瞬間だったり、人によって評価や感動のポイントが違うものについて語ったりする時には、「エモーショナル」という言葉がピタリとはまるようです。

「エモーショナル」の意味や使い方を正しく知って、表現の1つとしてストックしておくと良いかもしれませんね。

(前田めぐる)

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※画像はイメージです

※この記事は2021年02月25日に公開されたものです

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師) (ライティングコーチ・文章術講師)

コピーライターとして長年「ことば」に関わってきた経験値を元にまとめた「ほどよい敬語」(https://ameblo.jp/comkeigo/)が好評。過剰さや不適切さを排し、明快に説く内容は「違和感の理由がわかりスッキリした」と質問サイトなどでたびたび引用される。

自治体・団体・医療機関向けSNS活用、文章術研修の講師でもある。

著書に『この一冊で面白いほど人が集まるSNS文章術』(青春出版社)『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』(日本経済新聞出版社)『ソーシャルメディアで伝わる文章術』(秀和システム)など。公益社団法人日本広報協会アドバイザー。

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