「エモーショナル(エモい)」の意味は? 使い方や例文・類語を解説
「エモーショナル」はどんな時に使えるのか?(例文付き)
前段で述べたように「エモーショナル(英:emotional)」とは、感情的、情緒的な人や様子を表現する言葉です。また、人の感情をかき立てる音楽や映像などの表現についても同様に使われます。
特に音楽については、90年代頃の雑誌でも「エモーショナルなロック」という表現が見られました。最近では、特にSNSなどで「この曲エモい」というふうに略す表現が使われますが、略語についてはあくまで俗語的な用法です。「エモーショナル」に比べれば、公式な場面で使うほど一般化された言葉ではありません。
私たちの感情や情緒には、喜び、怒り、悲しみ、落胆などさまざまなものがあります。「エモーショナル」を「感情的・情緒的」という意味で使う場合には、それら全てをひっくるめているわけです。
それだけに、「エモーショナル」であることは短所でもあり長所でもある、と言うことができるでしょう。
感情的になることの短所を伝えたい時
感情豊かなことは悪いことではありませんが、ビジネスではしばしば感情をコントロールすることも求められます。
例文
・議論が白熱しても、皆さんはエモーショナルになってはいけません。常に冷静であるよう心掛けてください。
情緒的であることの長所を伝えたい時
感情的で情にもろいことを良い方向に発展させたり、ポジティブな意味で考えたりする時に使います。
例文
・彼は、エモーショナルな母親に良い影響を受け、芸術面での豊かな表現力と人に対する想像力を持ち合わせているすばらしいアーティストだ。
音楽や写真などに心を動かされた時
「エモーショナル」という言葉がよく用いられるのは、何かしらの表現に対して心が動かされた時です。以下のように使います。
例文
・この曲のサビの部分がなんともエモーショナルで、何度聞いても泣きそうになる。
情操面の重要性を伝えたい時
技術がどんなに進化しても、それを使うのが人である限り、思いやりや想像力も要求されます。
そういった情操面の大切さを伝えたい時には、以下のように使うことができます。
例文
・その学校では、情報技術社会に役立つ技術や理論を教えるだけでなく、エモーショナルな教育も大切にしている。