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なぜ「幸せになれない」と感じるのか? 幸せを見つけるためのポイントとは

小日向るり子

「幸せになれない」と感じる理由

では、なぜ「幸せになれない」と感じるのか、その理由を紹介します。

(1)向上心が強過ぎるから

向上心が強い性格は、基本的には長所です。

しかし、強過ぎると「もっと幸せになりたい。そのためにもっと頑張らなければ!」と自分を鼓舞するあまり、心が疲弊する可能性があります。

中国の思想家である老子の有名な言葉に、「知足者富(足るを知る者は富む)」というものがあります。

これは、「足りないものに注力するのではなく、すでに持っているものに注目すれば幸せになれますよ」という意味です。

向上心を否定はしませんが、幸せになれないと感じているならば、「足るを知る」という心持ちも大切なのです。

(2)他人と比較することが多いから

幸せの認知は、「相対的幸福認識」と「絶対的幸福認識」に分かれます。

相対的幸福認識とは、比較対象の存在によって自分が幸か不幸かを認知するという認識の仕方。

一方で絶対的幸福認識とは、誰かと比較するのではなく自分自身で幸か不幸かを認識すること。さらにいえば、過去や未来の自分とも比較しない「今、この時に幸せを感じる」という認識の仕方をいいます。

自分が不幸せだと落ち込んでいる時、相対的幸福認識をしていると、自分よりさらに不幸な人を比較対象にして「まだ自分の方がましだ」と落ち込んだ気分を慰めることができます。

一時的に心がラクになるかもしれませんが、他人と比較しているうちは、自分にとっての本当の幸せに気付くことは難しいのです。

(3)過去と比較することが多いから

これも「相対的幸福認識」です。比較対象が他人ではなく、過去の自分というだけの違いです。

「以前に比べれば今はまだ幸せ」と考えれば、一時的に心がラクになります。

しかし、思い出は美化される傾向にありますので、過去と比較する時は往々にして「前はもっと楽しかった」などとネガティブな方向に考えてしまいがちなのです。

(4)自尊心が低いから

「幸せになれない」という感情を深掘りしていくと、「私のような者が幸せになってはいけない」「私には幸せになる権利がない」など、幸せを求めることに自分自身で禁止令を出している場合があります。

自尊心が低いと、このような思い込みにつながりやすいです。

自尊心が低くなってしまう要因には、さまざまなものがあります。それが、ダメ出しされることの多い教育を受け続けてきたなど、長く続いたものに起因する場合、自分を責めることなく根気強く過去と向き合い、自尊心を回復していく必要があります。

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