「ミスリード」の意味とは? 使い方や例文・類語を解説
「ミスリード」の類語・言い換え表現
ここでは、「ミスリード」と同じような意味を持つ表現を紹介します。
「誤解させる」
「誤解」とは「意味を取り違えること」を意味する言葉で、「誤解させる」はその使役形です。
「誤解させる」だけでは、「ミスリード」のような「意図的」というニュアンスは含まれていません。
以下の例文のように、「わざと」という言葉を付け加えることで、意図的なニュアンスを含む言い回しになります。
例文
・彼はあの時、わざと誤解させるような言い方をした。
「齟齬」の意味や使い方、「誤解」や「相違」との違いをあわせてチェック。
「誤認を誘う」
「誤認」とは「違うものをそうだと誤って認めること」を意味しています。
これも同じく、「誤認」だけでは「意図的」という意味は含まれません。「誘う」という言葉を組み合わせることで、意図的な要素が加わります。
例文
・テレビ番組のタイトルは、なぜ誤認を誘うようなものが多いのだろうか。
「惑わせる」
「惑わせる」とは、「分別を失わせる。まごつかせる」という意味です。
意図的な場合、意図しない場合、両方のケースで使えます。
例文
・あなたにそんなつもりがなくても、その煮え切らない態度が、彼女を惑わせるのです。
より確実に意味が伝わる表現を選ぼう
今回は、カタカナの「ミスリード」が「mislead(誤解・誤読を誘う)」から来ていること、英語の「misread(誤解・誤読する)」とは少しニュアンスが変わることを紹介しました。
伝える相手や場面にもよりますが、「誤解させる」「誤読を誘う」と日本語で述べる方が伝わりやすいことも多いものです。
カタカナ語を使う場合には、「日本語と比べてどちらが伝わるか?」を考えて使いましょう。
(前田めぐる)
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※この記事は2021年02月17日に公開されたものです