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椿(つばき)の花言葉は? 色別・品種別の意味を紹介

さかもとみき(恋愛コラムニスト)

椿は、古くから人々に愛されてきた日本の代表する花の1つです。花の少ない冬に、雪の中でも、艶やかな赤やピンク、凛とした白の美しい花を咲かせます。そんな椿ですが、色や品種によって花言葉が違うんです。今回は、椿の花や花言葉について、解説していきます。

冬を代表する日本の花として多くの人に愛されている椿。さまざまな色や形があり、その種類は数千種に及ぶといわれています。

日本だけでなくヨーロッパでも人気で、「日本の薔薇」と称されるその端正な美しさは、ビロードのように美しいと高く評価されました。

そんな椿ですが、色や品種によって花言葉も違っているんです。

今回は、椿について、色や品種ごとに意味をひも解いていきます。

椿とはどんな植物?

まずは椿の花の基本的な情報から見ていきましょう。

椿の開花時期や特徴

椿の開花期は2月~4月の間で、花持ちは3~7日程度。

原産国は、日本、台湾、朝鮮半島南部、中国とされています。

日本では特に深く愛されてきた花で、平安時代には招福や長寿、吉兆の木とされていました。

また茶道でも、冬から春にかけての代表的な花として茶室に生けられ、愛されてきた花です。

椿の木は常緑高木で、成長すると高さ15メートルにもなり、葉は肉厚で艶のある深緑をしています。その葉と花びらのコントラストが、花の美しさを一層引き立てていますよね。

椿の名前と花言葉の由来

続いては、椿の花名と花言葉の由来を紹介します。

名前の由来は?

名前の由来は諸説ありますが、葉が丈夫なことから「強葉木(つばき)」が転じて付けられたとされています。

その他、光沢したつやのある葉から「艶葉木(つやはき)」、葉が厚いことから「厚葉木(あつばぎ)」が転じて付けられたという説もあります。

花言葉の由来は?

椿は色によっても花言葉が変わりますが、椿全般では「控えめな優しさ」という花言葉があります。

「控えめな」という言葉は、椿の「華やかな見た目とは裏腹に香りがない」特徴が由来しています。

英語名や別名は?

椿の英語名や別名についても見ていきましょう。

英語名は「Camellia(カメリア)」

椿の英語名は「Camellia(カメリア)」です。

ちなみに学名は「Camellia japonica」となります。

別名は「ヤブツバキ(藪椿)」「タイトウカ(耐冬花)」

椿の別名は「ヤブツバキ(藪椿)」の他に「タイトウカ(耐冬花)」とも呼ばれています。

花の少ない冬、雪の中でも、艶やかな赤やピンク、凛とした白の花を咲かせますが、実は珍しい黄色い椿なんかもあるんです。

19世紀ヨーロッパの社交界で大流行

椿は、18世紀ごろヨーロッパに伝わり、東洋的な気品と美しさを持つ花として「日本の薔薇」という賛辞が捧げられました。

そして19世紀ヨーロッパの社交界で一大ブームとなり、アレクサンドル・デュマ・フィスによる小説『椿姫』が生まれました。

当時の社交界では、女性が胸に椿の花をつけるのが大流行したそうです。

椿が誕生花なのはいつ?

椿の誕生花は、2月4日とされています。

この日に誕生日を迎える人には、誕生花であることや花言葉の意味などを添えてプレゼントすると喜ばれるかもしれませんね。ちょっと粋な贈り物として、候補に入れてみてもいいかもしれません。

怖いイメージがある? お見舞いに贈るのがNGな理由

冬には重宝され、花が散った様子さえ絵になる椿。

華やかで凛とした印象があり、プレゼントとして贈りやすい花ではあります。

ですが、花の落ち方が、「首から落ちる」ことを連想させるため、お見舞いの花として贈るのは避けた方が無難でしょう。

椿とサザンカ(山茶花)の簡単な見分け方

椿とよく似たサザンカですが、両者の違いを知っていますか?

主な違いは、花の散り方です。

・椿:花が首から丸ごと落ちる

・サザンカ:花びらが1枚ずつ散り落ちる

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