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「割愛」の意味とは? 「省略」との違いや例文・言い換え表現を解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「割愛」の誤った使い方

前段の例文からも分かるように、「割愛」は、やむを得ない事情で惜しみつつ省く時に使うのが正しい用法です。

やむを得ない事情とは、例えば、予算の都合、時間の都合、紙面の都合、顧客の要望などさまざまです。

したがって、もともと不要であったり、重要度が低かったりする時に「割愛」という言葉を使うことはふさわしくありません。

例えば、「以下の部分は、重要ではないので説明を割愛します」「次の段落は、冗長につき割愛しました」などの使い方は誤りです。

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