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「ご了承ください」の意味とは? 使い方や言い換え表現を解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「ご了承ください」をさらに丁寧な言い方にするには?

「ご了承ください」は、通販や窓口業務などのメール対応で使われているのをよく見かけます。

すでに丁寧な表現ではありますが、いくら「やむを得ない事情を理解して受け入れてほしい」からといって、「ご了承ください」のみで終わるのは、いかにも命令口調で失礼だと感じる人がいないとも限りません。

そのため、目上の相手などに対しては、さらに丁寧な表現を心掛けた方が良いでしょう。

「ご了承ください」をより丁寧にした表現を以下に掲げます。

「あらかじめ、ご了承くださいませ」

「あらかじめ」で事前に承知してほしいことを、「ませ」で丁寧さを表します。ただし、「ませ」はやや女性的な響きを持つ言葉です。

例文

・ただいま、キャンセル待ちの状態でございます。キャンセルが出ない場合もありますが、あらかじめ、ご了承くださいませ。

「ご了承のほどお願いいたします」

謙譲語「お願いいたします」と組み合わせることで、一層丁寧な表現になります。

例文

・何卒諸般の事情をおくみ取りいただき、ご了承のほどお願いいたします。

「ご了承くださいますよう、お願い申し上げます」

「お願い申し上げます」と尊敬表現を加えることで、敬意を高めています。

例文

・感染防止対策のため、現在テレワークで対応しております。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

次ページ:「ご了承ください」の言い換え表現

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