「なんの取り柄もない」と思う人の特徴と心理。取り柄を見付ける5つの方法
「なんの取り柄もない」と思ってしまう理由と心理
「なんの取り柄もない」と思ってしまうことには、どんな理由や心理があるのでしょうか。主な3つを解説します。
(1)認められた経験の不足
子どもの頃、親が謙遜して「この子にはなんの取り柄もなくて」と話すのを聞いた人は多くいるようです。この体験をした場合、素直な子ほど、「自分には取り柄がないんだ」と信じてしまいます。
また、あまり褒められない環境や、否定的な言葉を多く掛けられる環境にいた場合、認められた経験が少ないために「自分にはいいところがない」と誤解をしやすいです。
「自分にはいいところがない」という否定的な思い込みは、「なんの取り柄もない」と思う原因の一つでしょう。
(2)自分を過小評価している
実は、取り柄は自分が当たり前にしていることの中に隠れている場合が多いのです。
例えば、「優しい」が取り柄の人は、普段から人に優しくしているでしょう。しかし、自分にとっては普通のことなので、格別「優しい」とは思えず、取り柄だと認識できないのです。
むしろ、優しいが故に、たまに「優しくできなかった」と思った時のことを気にして、「私は優しくないな」と誤解していたりもします。
このように、いつも自分がしていることの中に取り柄があると気が付かず、「取り柄がない」と思うこともあるでしょう。
(3)取り柄と認める基準が厳し過ぎる
「取り柄がある人は特別に素晴らしいことができる人」など、取り柄と認める基準が厳し過ぎると、自分が得意なことを「こんなの誰でもできる」と思ってしまいがちです。その結果、「取り柄がない」と思うこともあるでしょう。
取り柄のイメージを幅広く多様なものに変えていくと、「取り柄がある」と認めやすくなると思います。