寿退社とは? 報告の仕方&メリット・デメリット
寿退社すると決めたらすべきこと
では、寿退社すると決めたなら、まず何をすべきなのかについてもお伝えします。
【ステップ1】パートナーと今後のビジョンについて話し合う
まず、あなたが寿退社する決心がついたなら、最終確認として本当に寿退社しても良いのか、今後どんな生活をしたいと思っているのかなど、お互いの意見をしっかり話し合いましょう。
子どもは欲しいのか、どこに拠点を置くのか、家を建てたいのかなど。「きっとこう思っているだろう」ではなく、きちんと確認することが大切です。
「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、お互いのビジョンを明確にしましょう。
【ステップ2】3カ月前には会社に報告する
2人で話し合い寿退社すると決めたら、会社に報告しましょう。仕事の引き継ぎのことなどを考えると、3カ月前までに伝えることをおすすめします。
専門性の高い仕事をしている人は、半年前などもっと早い方がいい場合もあるので、決まったら早めに伝えるということを覚えておくといいでしょう。
その際気を付けたいのは、報告する「順番」です。
まずは直属の上司に報告しよう
寿退社を報告する順番は、直属の上司がまず最初です。
直属の上司に報告する前に同僚に話してしまい、上司がうわさで聞いたとなると、上司も複雑な気持ちになるかもしれません。また、SNSなどでの投稿も同様です。

寿退社の場合も含め、会社への結婚報告の仕方を例文と共にマナー講師が解説します。
【ステップ3】最終日まで丁寧に対応する
せっかくの寿退社ですから祝福されて退職したいものです。周囲に迷惑をかけないように早めに準備をしましょう。
報告から辞めるまでの流れ
寿退社を会社に報告してから、辞めるまでの一般的な流れは以下の通り。
1.直属の上司以外のメンバー(同僚)へ報告
2.業務の引き継ぎを行う
3.お世話になった方へのあいさつ回り
4.デスク周りの整理・会社の備品返却
5.最終日のあいさつ
6.必要書類を受け取る
引き継ぎ書の作成など、やり残した仕事がないように、チェック項目を作成して1つずつ丁寧に終えましょう。
また、上司や同僚、取引先へのあいさつも忘れずに。お世話になった方へ感謝の気持ちをしっかり伝えてください。
その他にも、デスクや貸し出し用のPCなどの備品もきれいにして返却を。そういうささいな気遣いが「あなたと仕事ができて良かった」と思ってもらえることにつながり、退職した後も良い関係が続くのです。

退職の切り出し方や、引き止められたときの対処法を解説しています。