「行き当たりばったり」とは? 意味と使い方・メリットを解説
あまりにも計画性がなく「行き当たりばったりな人生だな……」と思うことはありませんか? 行き当たりばったりな性格はデメリットばかりではないですが、気になるようなら直したいもの。そこで今回は心理カウンセラーの小日向るり子さんに、そんな性格の直し方について聞いてみました。
「私の人生、“行き当たりばったり”な気がする。このままでいいのかな……」と悩んでいませんか?
特に、落ち込む出来事が続いたりすると、思考が負のスパイラルに巻き込まれてしまいますよね。
ただ、行き当たりばったりな生き方は一概に悪いことなのでしょうか? 今回は「行き当たりばったりな人生」についてさまざまな角度から考えてみたいと思います。
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「行き当たりばったり」とは
まずは、「行き当たりばったり」の言葉の意味や、類語・同義語などをおさらいしておきましょう。
言葉の意味
行き当たりばったりを辞書で引いてみると、以下のように記されています。
ゆきあたり‐ばったり【行(き)当(た)りばったり】 の解説
[名・形動]計画を立てないで、その場の成り行きにまかせること。また、そのさま。いきあたりばったり。「―な(の)施策」(出典:『デジタル大辞泉』)
行き当たりばったりとは、その場の成り行きに任せて無計画な行動を起すこと。
計画を立てないことでチャレンジがしやすくなったりアグレッシブになったりする良い面がありますが、その無計画性がネガティブに働く場合もあるでしょう。
読み方は「いきあたりばったり」
読み方は「いきあたりばったり」が一般的です。辞書には「ゆきあたりばったり」とも表記されており、もちろんこの読み方も間違いではありません。
「行き当たりばったり」の類語・言い換え表現
「出たとこ勝負」「ぶっつけ本番」といった言葉は、行き当たりばったりの「無計画に物事を進めて、壁に当たると当たった時点で次の行動を考える」という意味の上では同義です。
ただ、「出たとこ勝負」と「ぶっつけ本番」は、試験など一過性の出来事に対して使うことが多いのに対し、「行き当たりばったり」は連続した時間の過ごし方に対して使われることが多いです。
また、「その場しのぎ」も同じような意味で使われることが多いですが、これらの言葉は「うまく取り繕う、場をごまかす」という意味です。
つまり、「成り行きで行動したその“結果”、取り繕ったりごまかしたりする様子」に対して使われることが多い言葉だといえるでしょう。