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オーガズムとは? 達する仕組みとイクための練習方法【医師が解説】

宋美玄(産婦人科医・医学博士)

オーガズムを経験できた女性の割合は?

女性の場合は、男性の射精のように、オーガズムに達したことがわかる目印のような現象がこれといってないためか、「オーガズムに達する感覚がわからない」という人が少なくありません。

また、「マスターベーション(オナニー)ではオーガズムを得られるけれど、ペニスの挿入では得られない」という人もいます。

オーガズムを感じられる女性は1/3だけ!?

一説によると、セックスの際にオーガズムを感じるのは女性の1/3程度といわれています[*1]。しかし、先ほど説明したように、オーガズムは性的興奮が高まったことによって起こる、一種の反射です。

反射とは、無意識に起こる体の反応のこと。意識して「オーガズムに達しよう」と思わなくても、性的に高まれば自然と達すると考えられます。

つまり理論上では、オーガズムを妨げるような重い病気などがなければ、誰もが得られるはずのものといえます。それなのに、なぜ感じない女性のほうが多いのでしょうか?

オーガズムを感じられない原因

じつは、多くの女性にとってオーガズムは練習を重ねることでようやく得られるものとされ、それが女性の体の仕組みだといわれています。

よって、オーガズムを感じられない女性が多い最大の原因は、オーガズムを得る練習が足りないからであるといえます。

つまり、練習を重ねることで性反応が引き出されやすくなり、オーガズムを得るために必要な性的興奮の高まりがスムーズになると考えられます。練習をしないと、女性の性的興奮はさまざまな原因によって妨げられてしまいがちです。

たとえば、パートナーによる愛撫があまり気持ちよくなかったり、望まない妊娠への不安や性に対するネガティブな意識があったりすると、無意識に性的興奮の高まりを妨げ、オーガズムを遠ざけてしまうことがあるのです。

参考記事はこちら▼

セックスでイケない原因を産婦人科医・医学博士の宋美玄さんがさらに詳しく解説します。

▶次のページでは、オーガズムに達するための練習方法などを解説します。

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