Keyword.05「2021年」
好評につき連載継続決定! 今注目の若手俳優・木津つばさのエッセイ連載。毎週1つ編集部から与えられるキーワード(お題)に沿って、自身のルーツや想いを綴ります。キーワードから紐解かれる“木津つばさ”とは?
はじめに
「理想と現実」
2020年、これは全人類にとって記憶に刻まれる年だったのではないかと思う。
言葉で表さずとも分かる程までに、「世が動いた」。
そんな年だったと感じています。
目に見えない恐怖から逃げてばかりでは駄目だ。
立ち向かう勇気がほしい。
そんな事を、自分でも気が付かないうちに考えるようになった。
みんなもそうではないだろうか?
やり残した事は数あるだろう。
でも、それは「悔しい」ではなく、「また必ず!」という気持ちに変わっていったのだ。
その中でも、もちろん楽しい事はたくさんあった。
今もそうだ。
お芝居に触れられる事への幸せを、心の奥底、体の芯から感じている。
当たり前ではない、何気ない事から、幸せをより一層感じられるようになった年。
おわりに
僕達は2020年を忘れない。
だから、2021年はもっと忘れられない年に、みんなでしてやろう。
(文:木津つばさ、撮影:Yuto Fukada)
※この記事は2021年01月03日に公開されたものです