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「どういたしまして」は目上の人にも使える? 使い方や例文・言い換え表現を解説

大部美知子

「どういたしまして」の言い換え表現

ここでは、「どういたしまして」の言い換え表現を紹介します。

目上の人に対しても使える表現ですので、「どういたしまして」と同じようなニュアンスを伝えたい際には参考にしてみてください。

「恐れ入ります」

相手に対して申し訳なく恐縮している気持ちから転じて、「心苦しいほど、ありがたく思う」というニュアンスがあるので、目上の方への表現としてぴったりです。

例文

・ありがたいお言葉を頂戴し、大変恐れ入ります。

「恐縮です」

「恐縮」は「身も縮まるほどに恐れ入る」という意味ですが、相手の厚意に対して恐れ多いという謙譲の気持ちを表している言葉でもあります。

例文

・そのようにおっしゃっていただき、恐縮です。

「とんでもないです」

「お礼を言ってもらうほどのことではありません」というような、謙遜の気持ちを表す言葉です。

言い方によっては、相手の思いや言葉を否定しているかのように聞こえてしまう恐れがあるので、謙遜していることが分かるよう、以下の例文のように一言添えると良いでしょう。

例文

とんでもないです。お礼を申し上げたいはこちらの方でございます。

「お役に立てて○○です」

「お役に立てて+(何より・光栄・私もうれしいなど)です」のパターンは、「お役に立てて」という敬語表現に、後に続ける言葉もいろいろなバージョンがあるので、口頭でも使いやすい表現です。

例文

お役に立てて何よりです。

「幸甚です」

メールや文章などにふさわしい、改まった印象を与える表現です。

「幸甚です」の代わりに「幸いです」にすると敬意が少し下がりますが、堅苦しさが和らぐので使いやすいかもしれません。

例文

・お力になれたとのこと、幸甚でございます。

「こちらこそありがとうございました」

相手の厚意に対して、前向きに捉えている表現ですので、相手の心理的な負担が軽くなるようにとの気遣いが伝わる表現です。

「ありがとうございました」の代わりに、「勉強させていただきました」「良い経験になりました」なども使えそうです。

例文

私の方こそ、貴重な機会をありがとうございました。

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