ドラマのキスシーンだと、美しいキス、かわいいキス、「これはもうそのままベッドに流れ込むパターンじゃん!」となる赤面もののキスなど、いろいろありますよね。
しかし現実には、ドラマではまず登場しないような「下手なキス」ってのもあるわけです。
でもでも、そんなこと言われても、清楚で愛らしくてやまとなでしこ魂を持つ私たち日本人女子の大半は「ねえ、私のキスどぉ?♡」なんて軽々しく聞けるわけもなく。
自分のキスが下手なのかどうなのか、不安にもなっちゃいますよね。
そこで今回は、下手なキスと上手なキスの特徴について紹介します。
■キスが下手だとダメなもの?
ドラマにせよ現実にせよ、「好きなの? 好きじゃないの?」「触れたい! でも触れられない」というような、もどかしくも一番楽しい期間を経て、やっと両想いに……。
そして「もう我慢しないよーいただきまぁす!!」となって、これまで大量にため込まれた欲望をお互い最初にぶつけ合うのが初キスだったりするわけですが、これが下手だとどうなるか。
そう、盛り上がること必至なこの場面でいきなり不快な目に遭うことに……。これだと冷めますよね。
中には、「あーもう先に進むのやめよー。友達とのネタにしよう」なんて思うサイテー男もいたりするわけです。
でも、そういう人は一握りなので、そこまで気にする必要はないし、そんな失礼なお相手はこっちから願い下げではあるのですが、「毎日がストップ高で爆上げ状態だったテンションが、多少下がってしまう事態」くらいには陥ってしまうわけです。
■下手なキスと上手なキスの特徴
下手なキスと上手なキスに明確な違いがあるのなら、それが分かれば自分でチェックできるじゃん!!
というわけで、独断と偏見でキスの下手さ・上手さの特徴を挙げてみました。
割と合っているはずです(笑)。
◇(1)不快感があるかないか
キスをしている時の不快感の有無で、下手なキスと上手なキスが判断できるでしょう。
☆下手な人の場合
「不快感」というと抽象的な表現で分かりにくいかもしれませんが……。
例えば、歯が当たるとか、鼻がつぶれるとか、眼鏡がぶつかるとか、(ないとは思いますが)マンガのようなツンと突き出した唇にするとか、そういう「……ん?」って気分になっちゃう、あれです(笑)。
男性側の気分で考えても、ふわふわだと思っていた大好きな彼女の唇がガサついていて硬かった。レモンの味だと聞いていたのに直前に食べた焼肉の味だった。
など、似たような「ん?」が何点もあるわけです。
男性は意外とロマンチストなので、理想と現実の乖離にちょっとしょんぼりするだけならともかく、それが原因で距離が離れてしまうことも無きにしもあらずです。
とにかく、自分が「こんなキスは嫌だな」と思うことを相手にしていないか、確認してみてください。
☆上手な人の場合
逆に上手な人の場合は、不快感は全くありませんし、とりあえず気持ち良い!
カサカサの唇ではなく、いつもウルウル・ぷにぷにの唇にすることや、キスの時にどこに手を置くかなど、余計な気が散らないように事前準備しておくことも、もちろん忘れません。
◇(2)動きが激しいかどうか
キスをしている時の動き方によっても、下手さ、上手さが表れます。
☆下手な人の場合
イジリー岡田ばりの高速ベロや、激しく動き過ぎで痛い、などは論外です。
そういったキスをする方は、テクニックを誇示したいのでしょうか……。
動きが速ければ良いというものでもないし、あまりキスを楽しんでないのかなーという印象を受けます。
下系のお話では共通して言えることなのですが、「激しい=上手」ではないことをお忘れなく。
☆上手な人の場合
キスが上手な人の動きは、かなりゆっくりです。
ねっとりと唇や舌を絡ませたり触れたりして味わうような感じでしょうか。
食べてみたくてたまらなかった高級チョコレートとか、大トロとか高級ステーキとかの最初の一口は、やっぱりよく味わいたいな、と思うものなのです。
Check!:
◇(3)舌の力加減
舌の力加減でも、キスの下手さ・上手さが分かれます。
☆下手な人の場合
リラックスできてないのか、キスが下手な人は舌が硬くて、触れる面積が小さめな印象があります。
キスをしているのにどことなく他人行儀な感じというか、抵抗感があるというような印象を与えてしまうので、リラックスして楽しみましょう!
☆上手な人の場合
上記とは逆に、舌の力が抜けていて、触れる面積も多めです。
「あー、安心して体を任せてくれているんだなあ」と彼に思ってもらえること間違いなしだし、ほわほわした心地良い時間を共有できます。
あなたのキスはどう? 診断でキスのうまさをチェック!
▶次のページでは、女性がキス上手になるためのコツやテクニックを紹介します。
■女性がキス上手になるためのコツは? 彼を夢中にさせるテク
一夜にして上達するというわけでもない「キス」ですが、幸い、私たちは良くも悪くも「していただく」ことの多い「女性」です。
キスもしかり。堂々としてもらう側に回っても、誰も文句は言いません。
むしろ積極的に行き過ぎていると引かれる可能性も高いので、多少受け身程度の方が好印象を与えられます。
ということは、ちょっとしたコツさえ押さえておけば、即日で合格点GETなのです!
キスが上手になるためのコツを、「雰囲気づくり編」「口のケア編」「テクニック編」に分けて紹介します。
◇雰囲気づくり編その1:「男性より早く目を閉じる」
怖い? いやいや、そんなこと言わないでそうしてあげてください。
「俺に委ねてくれてる……かわいい!」って、絶対なりますから(笑)。
◇雰囲気づくり編その2:「キスのパターンを作る」
まず、自分がキスしやすい体勢を見つけてください。
手の置き場とか、意外と気になって集中できなかったりするので、もう「キスはこうするの!」っていうパターンを作っておくことです。
◇口のケア編その1:「口臭予防」
先に書いた不快感にも該当しますが、臭いなんて印象を与えないように気を付けて!
◇口のケア編その2:「唇にグロスを」
カサカサの唇では彼の期待を裏切ってしまいます。
なぜだか男性は私たちの唇を「うるうる、さらさら、つやつや、ぷるぷる」だと思い込んでいます。
それが女子の当たり前だと思っている男性に対して、「毎日のように手間暇かけて必死にケアした努力の結晶なんだよ!!」と絶叫したくなる気持ちはいったん置いといて。
キスの時の唇くらい、彼の理想に近づけてあげましょう(笑)。
Check!:
◇テクニック編その1:「彼の動きにオウム返しをする」
必死に頑張ってキスをリードする必要はありません! だからキスだって「オウム返し」でいいんです。
https://twitter.com/yumininomiya/status/448002865596882945
褒め上手の「さしすせそ」と共に有名なこの「オウム返し」ですが、もちろんキスにも応用できます。
彼が唇を覆うような動きをしてきたら、その後同じことをしてあげる。舌をゆっくり絡ませてきたら、同じようにゆっくり絡ませてあげる。探るようなキスなら探るようなキスで返して、激しいキスなら同じくらい激しく。
お相手にも「お決まりのキスではなく、俺のためにしてくれているキスだ」と分かってもらえるし、難しいことを考えなくていいし、おすすめです。
◇テクニック編その2:「キスの後には一言を」
キス自体のどうのこうのももちろんあるんですが、それをそつなくこなしたならば、終わった後にぜひかわいい一言を投げ掛けてあげてください。
上手で気持ち良かったなら「キス上手だね!」でも、「○○君のキス好き♡」でも、オーバー気味でも照れる感じでも、最悪何も思いつかなかったら「キスしちゃったね」でもなんでもいいです。
かわいく言えば、男性は勝手に良い方向に解釈してくれるので。
初キスじゃなくても、「やっぱり何回しても好きなだあ♡」とか、かわいい感想をたくさん伝えてあげると喜んでくれます(笑)。
■上手なキスは円満の秘訣
幸いなことに、世間一般では私たち女性が自らリードして相手を快楽に導かなければならない、という風潮もそんなにありません。
だから、下手じゃなければいいんです。
気持ちがあれば、お相手のことを考えていれば、それで。
セックスはさせてもキスはさせないなんて話もあるくらい、「キスは相手との気持ちを量る上で大事な行為かなー」なんて個人的には思っているので。
なんだかんだ述べてきましたが、あれこれ考えるより、まずは好きな人と思う存分キスを楽しんでくださいね。
(二宮ゆみ)
※画像はイメージです
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