【花言葉】「別れ」にまつわる意味を持つ花20選
卒業や退職
続いて、卒業や退職という別れのシーンで贈れる花を紹介します。
ガーベラ「前向き」
品種改良によってさまざまな色や形があるガーベラには、陽気さを思わせることから「前向き」や「希望」という花言葉を持っています。
気取らない美しさは、希望を持って旅立とうとする相手に贈る花としてぴったりです。
オレンジは「我慢強さ」、ピンクは「思いやり」など、色によっても花言葉が変わってくるので、さまざまな色のガーベラを組み合わせて贈るのも良いかもしれません。
アヤメ「良い便り」
日本名で「菖蒲(しょうぶ)」とも呼ばれるアヤメは、濃い紫の花びらを持つものが多く5月に花を咲かせます。
ギリシャ神話では、神ゼウスの侍女であったイリスがゼウスからの求愛から逃れるため、ゼウスの妻ヘラに依頼し、神の酒を振りかけることによって虹を渡る使者に姿を変えてもらった伝説があり、その時に滴り落ちた酒がアヤメとなったといいます。
イリスの化身ともいわれるアヤメは「良い便り」という花言葉を持っています。
困難を乗り越えて再出発する人、希望を持って旅立つ人に、「良い便りを待っています」という気持ちを届けるシーンで贈りたいですね。
ノウゼンカズラ「夢ある人生」
オレンジや赤、黄色と鮮やかな色が多く、トランペットの形をした花びらが空に向かってファンファーレを吹いているように見える姿から、「夢ある人生」という花言葉が付けられました。
平安時代に中国から渡ってきたツル性の花木なので、空へとどんどんツルを伸ばす様子も、これから先の希望を感じさせます。
夢を持って旅立つ人へ、応援する気持ちを伝えてくれます。
ホトトギス「永遠」
「永遠」を花言葉に持つホトトギスは、花びらや葉に入るドットの模様が最大の特徴です。
鳥のホトトギスの胸の模様と似ていることが花名の由来ですが、花言葉の「永遠」は8~11月、晩夏から晩秋まで長く咲き続けることから生まれました。
離れ離れになっても、ずっと元気でいてほしい、幸せでいてほしい気持ちを、ホトトギスが伝えてくれます。
ユリ科で力強さを感じさせる花の姿は、大きな存在感とともに永遠の幸福を願う気持ちを表します。
ポインセチア「祝福」
真紅の花びらを持つポインセチアは、クリスマスの飾りとしてよく用いられます。
17世紀、メキシコにいた宣教師たちがこの花を見て「清純なキリストの血」を表していると思ったことから、「祝福」という花言葉が付けられました。
「幸運を願っています」という花言葉も持っており、旅立ちを祝福し、これからの幸せを応援する気持ちを届けたい時にはぴったりの花です。
ハハコグサ「忘れない」
面積のある花びらではなく、黄色いつぼみのような花頭を白い綿毛が包み込んでいるのがハハコグサです。
新芽をあたたかい綿毛で守る姿が優しさや力強さを思わせ、母が子を思うようなその様子から「忘れない」という花言葉が生まれました。
4~6月に咲くハハコグサは「ゴギョウ」とも呼ばれ、春の七草の1つ。
後輩など見守ってきた人が旅立つシーンに贈りたい花で、「友情」「協力」を花言葉に持つ真っ白なニリンソウと組み合わせるのもおすすめ。