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かぼちゃの栄養素と効果とは? 栄養を逃がさない食べ方のコツ

栄養の基本

青木貴子(管理栄養士)

栄養素を逃がさない調理方法や食べ方とは?

さまざまな栄養素が含まれるかぼちゃですが、調理法によっては栄養素を逃がしてしまうことも。ここでは、かぼちゃの栄養素をなるべく逃さず食べるために有効な調理方法やおすすめの料理を紹介します。

茹でる場合は茹で汁も料理に活用!

かぼちゃに含まれるビタミンCは水溶性の栄養素で、茹でる調理では流出してしまいます。そのため、できる限り茹でる調理は避けたいもの。茹でる場合はスープなど茹で汁もそのまま活用できると栄養素を余すことなく摂れます。

油を使った料理はβ-カロテンが吸収しやすい

また、かぼちゃに含まれるβ-カロテンは油と一緒に摂ると体内へ吸収しやすくなります。そのため、揚げる・炒めるなどの油を使った調理法がおすすめです。

また、素焼きにしたかぼちゃにオリーブオイルと塩コショウをかけていただくシンプルな料理はかぼちゃそのものの味を楽しめ、栄養素も効率よく摂れるのでおすすめです。

電子レンジ調理もおすすめ

また、電子レンジで加熱するのもおすすめの調理法です。ラップでくるんで電子レンジで加熱する方法は、水を使用することがないため、水溶性の栄養素の流出を防ぐことができ、なおかつ簡単に調理できるためです。

電子レンジで加熱する際は、600Wで4~5分が目安になります。竹串を刺してすっと通るくらい加熱しましょう。硬いかぼちゃを切る前に電子レンジで少し加熱すると切りやすくなり、調理しやすくなります。

冷凍と生では栄養素に大きな差はない

使い勝手のいい冷凍食品のかぼちゃの栄養素は生のものと変わりあるのでしょうか?

実は、生のかぼちゃと冷凍食品のかぼちゃでは含まれる栄養素には大きな差はありません。そのため、冷凍庫に常備できる冷凍かぼちゃは重宝します。

可能なら皮をむかずに食べると◎

また、かぼちゃを調理する時には皮をむくのか迷うこともあるかと思います。

野菜の皮にも栄養素が含まれています。丸ごと食べると皮をむいて食べるより少し栄養素を多く摂れます。

かぼちゃの皮は硬くて食べづらいという場合には、ところどころそぐようにしてむくと、口当たりが改善されます。皮をむいて調理すると崩れやすくなるので、ぜひ皮ごと調理してみましょう。

次ページ:かぼちゃの豆知識Q&A

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