かぼちゃの栄養素と効果とは? 栄養を逃がさない食べ方のコツ
かぼちゃに含まれる栄養素と効果
生のかぼちゃ100gあたりに含まれる栄養成分を見てみましょう。今回は日常的によく使われる西洋かぼちゃの栄養成分を示しています。
かぼちゃ100g当たりの栄養成分
エネルギー | 91kcal |
たんぱく質 | 1.9g |
脂質 | 0.3g |
炭水化物 | 20.6g |
ナトリウム | 1mg |
カリウム | 450mg |
カルシウム | 15mg |
マグネシウム | 25mg |
鉄 | 0.5mg |
亜鉛 | 0.3mg |
レチノール活性当量(ビタミンA) | 330μgRAE |
β₋カロテン | 3900μg |
α-トコフェロール(ビタミンE) | 4.9mg |
ビタミンB1 | 0.07mg |
ビタミンB2 | 0.09mg |
ナイアシン | 1.5mg |
葉酸 | 42μg |
パントテン酸 | 0.62mg |
ビタミンC | 43mg |
食物繊維 | 3.5g |
▲出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)データ更新2019年より一部抜粋
多く含まれるβ‐カロテンの効果
かぼちゃに含まれる栄養素において、β‐カロテンは100gあたり4000μg含まれています。
β-カロテンはプロビタミンAとも呼ばれ、体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。また、カロテンは抗酸化作用を持ち、体内で発生する活性酸素の働きを抑制する作用があります。
整腸作用が期待できる食物繊維
その他に、食物繊維も100g当たり3.5g含まれています。
食物繊維には整腸作用が期待できるほか、血糖値上昇の抑制や血中コレステロールの低下などの生理作用が認められています。日本人の多くが不足しているとされる栄養素なので、積極的に摂取したいですね。
ビタミンCやビタミンEも豊富
また、抗酸化作用が期待できるビタミンCとビタミンEも多く含んでいます。
抗酸化作用とは、体の中で発生する活性酸素を抑制する働きのことです。抗酸化作用によってアンチエイジング、動脈硬化の予防やがんの抑制などが期待されています。
摂り過ぎた塩分を調節するカリウム
かぼちゃには、カリウムも多く含まれています。カリウムには摂りすぎた塩分を調節する働きがあります。外食や飲み会などで塩分を多く含む食事が続いた時に意識して摂りたい栄養素です。