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「ご相談させてください」は敬語として正しい? 使い方を解説(例文つき)

大部美知子

ビジネスにおいて、人に相談したくなる場面は多々ありますよね。そんな時によく使う「ご相談させてください」という言い方ですが、上司などの目上の人に対しても使えるのでしょうか? 「ご相談させてください」という言葉について、ビジネスコミュニケーション指導に従事する大部美知子さんに解説してもらいました。

日頃から仕事をしていて、分からないことがあったり、判断に迷うことがあったりすると、上司や先輩に「相談」をしたくなる時がありますね。

そのような時によく使われる「ご相談させてください」という言葉ですが、正しい使い方なのか不安に思っている方もいらっしゃると思います。

ここでは、目上の人に相談する際の表現を改めて確認してみましょう。

「ご相談させてください」の意味は? 敬語として正しい?

まずは「ご相談させてください」の意味と、敬語として正しいのかを確認しましょう。

「ご相談させてください」の意味

「ご相談させてください」には、相手へ相談することの許可を求める意味があります。

ビジネスの場で、目上の相手に相談したいことがある時に使える便利な言葉といえるでしょう。

「ご相談させてください」は正しい尊敬語表現

「ご相談させてください」は正しい尊敬語表現です。

もう少し詳しく解説すると、「ご相談させてください」は「ご+相談+させて+ください」の構成になっています。

「ご」(接頭語):相手に対する敬意を表す尊敬語

「相談」(名詞):「物事を決めるために他の人の意見を聞いたり話し合ったりすること」(『大辞林 第三版』三省堂)

「させて」(動詞):「させる」が変化した言葉。「させてください」という使い方をすると自分の行動について相手の許しを求める意味となる

「ください」(補助動詞):要求や命令形を表す「〜くれ」の尊敬語

参考記事はこちら▼

尊敬語について、こちらの記事で詳しく解説しています。

次のページでは、「ご相談させてください」を目上の人に使えるか解説します。

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