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三日坊主の意味とは? 「続かない」を克服する方法

高見綾(心理カウンセラー)

継続する力を身に付ける方法

ここまでで、継続する力を身に付けるのはとても難しいように感じたかもしれません。

しかし、方法次第で継続力は簡単に身に付くもの。以下をぜひ試してみてください。

(1)生活のルーティンに組み込む

前述した通り、私たちは基本的に「変わりたくない」と思っているので、新しいことを続けていくためには習慣化するのがポイントです。

重要なのは、「あれをやろう!」「これをしなければ」と意気込むのではなく、日常の流れの一部としてしまうこと。「歯磨きをしながらスクワットをする」「テレビを見ている時は足のマッサージをする」など、日常に組み込んでしまえば意識せずとも体が動くようになります。

(2)新しく何かを始める時は、やらないことを1つ作る

あれもこれもと一度にやり始めようとすると、時間的にも精神的にも余裕が無くなります。そこで、新しく何かを始める時には、やらないことを1つ作ってみるのがおすすめです。

例えば毎日自炊しているところを、勉強したい日だけ外食や買ってきた物で済ますなど、何を手放したら時間に余裕ができるのかを考えてみましょう。

(3)緩くやり始める

意気込み過ぎてストイックに始めてしまうと挫折する元になるので、最初は小さなことから緩く始めましょう。何より続けることが大切なので、毎日やっても負担に感じない程度にします。

勉強を始めるならまずは15分間だけにしたり、筋トレなら5分間だけやってみたりします。続けていくうちに物足りなくなったら負荷を増やしていきましょう。

(4)できない日があっても、気にせず再開する

忙しかったり体調が悪かったりしてできない日があっても、自分を責める必要はありません。

ここで責めてしまうと、プレッシャーになって余計に続けられなくなってしまうので、「ま、しょうがないよね。こんな日もあるさ」と軽く受け止めて、気にせずまた再開しましょう。

(5)人目に触れる状況を作る

1人で黙々とやっているとモチベーションが下がってしまうことがありますが、人を巻き込むと続けやすくなります。

例えば、友達と「今日はこれだけやったよ!」と報告し合ったり、ブログやSNSなどにプロセスや成果を書き込んで人目に触れる状態を作っておいたりすると、「見られているからやらなくちゃ」と続けるモチベーションにつながることが多いです。

継続は力なり

自分に合うこともあれば合わないこともあるので、全てのことを続けなければいけないとは思いません。しかし、続けることで自分にとって大きな対価が得られるのであれば頑張りたいですよね。

人間は基本的に「変わりたくない」と思っている生き物なので、過度に自分にプレッシャーをかけ過ぎることなく、無理なく続けていけるように工夫しましょう。コツコツ続けていくことができれば、気付いた時には想像以上に力が付いているのではないでしょうか。

(高見綾)

※画像はイメージです

※この記事は2020年09月23日に公開されたものです

高見綾(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

“質上げ女子”のカウンセリングをメインで行っている。電話、面談(ZOOM、名古屋)によるカウンセリングや講座を中心にあなたのお悩みをサポート。

大学卒業後、民間企業の経理・財務業務に従事。自身の悩みを解決するために心理学を学びはじめ、人生がうまくいくためには特定の法則があることに気づく。豊富な臨床経験から、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただいている。

著書は「ゆずらない力」(すばる舎)。他、PHPスペシャルに記事を寄稿するなどマルチに活動中。

高見綾のブログ https://takamiaya.com/

 

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