諦める勇気を持つ方法とは? 諦めた方がいい時の判断基準3つ
諦める勇気を持つ方法
諦めるべきか判断できたら、最後は諦める勇気を持つだけです。その方法についてもお伝えします。
(1)迷いや苦悩を受け入れる覚悟を持つ
あることを諦めると決断し、それが敗北ではないと頭では理解したとしても、何かが終わった後には手放す解放感と併せて、迷いや苦悩の時期もやってきます。
しかし、それは人生の転機には誰もがたどる過程です。過去との決別を誓うと共に、新しい始まりのためにその苦悩を受け入れるのだという覚悟を持ちましょう。
(2)トレードオフの概念を持つ
経済学でよく使われる「トレードオフ(何かを得ると何かを失うという考え方)」の概念は、人生においても大切です。
相反する概念として両立するという考えもありますが、諦める勇気を持つためには両立性よりトレードオフを意識してください。「何かを失うけれど、その代わりに自分は何かを得ることができるのだ!」と前向きに捉えてみましょう。
(3)人生を4つのLに配分する
4つのLとは、サニー・ハンセン博士が人生の役割を、Labor(仕事)、Love(愛)、Learning(学習)、Leisure(余暇)に分けた考え方です。人生を大きくこの4つのLに分けて、トータルで100になるように考えてみましょう。
まず、今の自分の配分は100を超えていないかを検証し、そしてなりたい自分について、100を超えないように設計してみるのです。
これをすることによって、自分が何を重視して生きていきたいのかが明確になり、「諦める」ということは選択の一つであることが理解しやすくなります。
終わりは始まりである
アメリカの心理学者・ブリッジズは、「人生の転機とは何かを始める時ではなく、何かが終わる時であり、転機の始まりである終焉の時期には過去との決別が大切である」と説きました。
前述してきた通り、自分と向き合い、物事の本質や真理・道理を明らかにした上での結論が「諦める」なのであれば、それは終わりではなく始まりです。過去と決別し、前を向いて人生の転機を乗り切っていきましょう。

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(小日向るり子)
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※この記事は2020年09月23日に公開されたものです