マタハラの定義とは。3つの事例とマタハラになる言葉
マタハラになる言葉とは
マタハラの事例を見ると、解雇や降格など処遇にかかわるものから、同僚や上司の言動など「自分も気を付けないとやってしまいかねない」マタハラまでグラデーションがあることに気付かされます。
そこで、実際にマタハラになる言葉の例も見ていきましょう。
マタハラ発言1:時短や産休・育休をやっかむ発言
妊婦さんや新生児を抱えた家庭は、決して楽をしているわけではない。と、分かっているはずなのに、残業で夜遅くまで残る日が続くと、つい「いいですね、先に帰宅できて」なんて嫌味を言ってしまいそうになりませんか?
それって、問題があるのは「そこまで残業させる会社の仕組み」であって、その同僚じゃないですよね。だって、1人が妊娠したくらいで回らない人数しか配置してないって、明らかに会社に問題があるじゃないですか……。
マタハラ発言2:妊娠による見た目の変化をばかにする
妊娠すれば、外見はどんどん変化します。誰もがお腹は出てきますし、人によっては息切れ、胸の張りや肌トラブルといった悩みのタネも抱えています 。
そういった変化を
「妊娠しておっぱいが大きくなったね」
「お腹がボテっとしてきた」
などと発言するのは、マタハラ発言です。そしてさらに、セクハラも重なってどっちもアウトです。
マタハラ発言3:仕事の愚痴に見せかけたマタハラ
同じチームに妊娠した人がいたとして「おめでとう!(でも仕事が増えるなあ……)」とモヤるのは構いませんが、カッコの部分が声に出たらマタハラです。
先ほど書いた通り、妊婦が増えた分だけ他の人の業務が増えるなら、それは会社が解決すべき問題であって、妊婦が責任を負うものではありません。