マタハラの定義とは。3つの事例とマタハラになる言葉
職場のマタハラの原因と対策
では、職場でどうしてマタハラ発言が起きてしまうのでしょうか。その原因は2つあります。
何がマタハラか、研修不足
セクハラは研修でどんなことをしてはいけないか指導されることが増えました。しかし、マタハラに限定した研修は、まだ進んでいないのではないでしょうか。
そんなわけで、無自覚なマタハラが横行しやすい原因は「そもそも、誰もマタハラが分かっていない」からかもしれません。
私のような出産経験が無い人間や、独身女性、男性にとってはマタハラを無自覚にやってしまうリスクがあるでしょうし、妊娠出産を経験した人も「私の時は大変だったのに、楽をさせてもらってズルい」といった発言をすれば、マタハラになってしまいます。
現場に人的な余裕がなさ過ぎる
また、プロジェクトごとに割り当てられた人数がギリギリで、妊娠する人が出たら職場が崩壊するくらいの労働環境だと、マタハラが起きやすくなります。
仕事が増えて自分も限界だからこそ「あの人はいいよね」と言いたくなってしまうからです。そういった場合は、抗議の矛先を妊婦ではなく部門長やさらに上の人へ向けてみましょう。