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コミュニケーションが仕事に必要な理由。能力が高い人の特徴と鍛え方とは

トイアンナ

コミュニケーション能力を高めるトレーニング方法

では、コミュニケーション能力が低い人は諦めるしかないのでしょうか?

私は無理にコミュニケーション能力を育てる必要はないと思っています。が、最低限はないとしんどい社会生活。ある程度までは育成するメソッドをご提案できれば幸いです。

(1)結論から話すか、時系列で話すかコントロールする

よく、仕事では「結論から話せ」と言われますが、それはプレゼンテーションなど公の場に限られます。

飲み会などでは「小さい頃は劣等生だったんですけどね……この会社に拾ってもらえてありがたくって」なんていう、時系列での会話が好まれます。

コミュニケーション能力が高い人は、話し方を場面によって自由自在に変えられます。ぜひ「結論ファースト」か「時系列」かを、意識して話すようチャレンジしてみてください。

(2)不要なコミュニケーションを取らない

コミュニケーションは「取らない」ことも大切です。

「この人に話すと、話がややこしくなるんだよな……」なんて相手へ、情報を漏らさないのも大切なポイント。コミュニケーションの「取り方」ではなく「取らない方法」も考えてみてください。

(3)キーパーソンを押さえる

誰に話を通すべきか、どう伝えるべきかを押さえているのがコミュニケーション上手。社内調整はもちろんのこと、大多数向けのプレゼンテーションでも「〇〇部の〇〇さんが納得すればいい」など、キーパーソンを押さえておきましょう。

日本人はコミュニケーション能力が低いという「誤解」

コミュニケーション能力が日本人には無いとよく批判されますが、それは「プレゼンテーション能力」というごく一部のコミュニケーションに限られた話ではないでしょうか。

日本人は「社内調整」や「チームワークの活性化」においては高い能力を持っている方も多いと思います。ぜひご自身の力に自信を持って、強みをさらに伸ばしていただければ幸いです。

(トイアンナ)

※画像はイメージです

※この記事は2020年08月31日に公開されたものです

トイアンナ (コラムニスト)

1987年生まれ。慶應義塾大学卒業後、P&Gジャパン、LVMHグループにてマーケティングを担当。2015年にライターとして独立し、その後編集プロダクション「WERITE」を設立。「書く」プロフェッショナルとして、企業サイトの制作、オウンドメディア運用、SNS運用代行などを幅広く手掛ける。ライターとしては5,000人以上の人生相談に携わった経験をもとに「人事採用・婚活・医療」分野で主に執筆。著書に『改訂版 確実内定』(KADOKAWA)、小説『ハピネスエンディング株式会社』(小学館)など。

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