もやもやする原因とは? 心のもやもやを解消する5つの方法
もやもやを解消するための対処法
では、心のもやもやを解消するためにはどうしたら良いのでしょうか?
もやもやを解消する方法を5つ紹介していきます。
(1)自分の感覚や感情を否定しない
もやもやしているということは、抑圧された感情があることを意味しています。
例えば、職場の同僚の言動にもやもやしたとします。
本当は怒っていたとしても、物分かりの良い人であろうとして、「あの人も悪気はないんだし」などと自分の気持ちを置き去りにしたまま相手を優先しようとすると、それがもやもやの原因になります。
「そっか、私、あんなこと言われて嫌だったんだ」と、まずは自分の気持ちを受け入れてあげましょう。
その上で、相手の事情も理解しようにすると、心のバランスが取りやすくなります。
(2)本音を紙に書き出す
もやもやした感覚は、言語化することで整理されやすくなります。
大きな紙を用意して、そこに思っていることをどんどん書き込んでいきましょう。
この紙は誰にも見せませんし、書き終わったら捨てるので、書いている内容が矛盾していても、文章の流れがおかしくても、字が汚くても全然構いません。
もやもやした感覚がなくなるまで、全てを吐き出すつもりで思いつくままに書いていきます。
すると、「私、こんなこと思っていたんだ!」と自分でも驚くような本音が出てくることも多いです。
(3)信頼できる人に話を聞いてもらう
話すことで自分の漠然とした気持ちを整理していくことができます。
話す相手は、できるだけ否定せずに話を聞いてくれる人を選びましょう。
受け止めてもらうことで気持ちが楽になりますし、客観的に見られるようになって自分の考え方の癖などに気付くことができるかもしれません。
(4)体を動かしてリフレッシュする
もやもやした気持ちを今すぐスッキリさせたい時は、体を動かすと効果的です。
ジョギングや筋トレなど好きな運動で汗をいっぱいかくと、深刻になっていた気持ちも軽やかになっているでしょう。
体からアプローチするという点では、カラオケで大きな声を出すのも良い方法です。
普段より深い呼吸になるので血行も良くなりますし、歌うことで感情を発散する効果もあります。
(5)自分の本音を伝える練習をする
もやもやしやすい人は、ネガティブな気持ちを溜め込んでしまう癖があります。
例えば、断りたい時には「今は忙しいからまた今度ね」とちゃんとNOが言えたり、「最近私が車出してるから、今回はあなたお願いね~」と要望を素直に言えたりするなど、自分の本音を話すことができれば、後に引きずることは減ります。
この人になら言っても大丈夫だなと思える安全な相手から、自分の本音を話す練習をすると良いかもしれません。
自分の本音に寄り添ってあげる
もやもやしている時は、抑圧された感情があるというサインです。
自分の本音に気付き、素直に受け止めてあげると、抑圧された感情は解放されていきます。
しかし、自分を否定したり、良い人であろうとし過ぎたりして気持ちを押さえつけてしまうと、もやもやは長引いてしまいます。
たとえネガティブな気持ちであったとしても、自分の本音をなかったことにせず寄り添ってあげたいですね。
(高見綾)
※画像はイメージです
※この記事は2020年08月26日に公開されたものです