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「人付き合いが苦手」と感じる原因と苦手意識を解消するポイント

小日向るり子

人付き合いへの苦手意識を解放する方法

ここでは、人付き合いへの苦手意識を少しでも解消するための方法を紹介していきます。

(1)人に期待しない

人にあれこれと求めないことです。

自分にも大切にしたい価値観や好きな行動パターンがあるのですから、それは相手にも当然あるのだと考えましょう。

何かを期待するからその期待に沿う行動を相手がしてくれないと傷ついたりいら立ったりしてしまうのです。

人付き合いに苦しくなったら、相手に期待し過ぎていないか、他人をコントロールしようとしていないか、立ち止まって考える癖をつけましょう。

(2)見栄を張らない

例えば、外食時に隣のテーブルにいた人と1時間後に駅のホームですれ違ったとして、分かりますか?

小学校の時の校長先生の話も、テレビの街頭インタビューに答えている人の映像も、インパクトが相当なければずっと覚えていることなどほとんどないですよね。

つまり、自分が思っているほど他人はあなたのことを気にしていないのです。

見栄を張るということには緊張が伴うもの。必要がない緊張を手放すだけで、人との向き合い方はだいぶ楽になります。

(3)気晴らしを持つ

「これが趣味です!」と主張できるほどのものでなくても構いません。これをしていると時間があっという間に過ぎる、気分転換になる、癒やされる、といった心地良いものを持ちましょう。

特に、人から言われたことをいつまでも引きずってしまう、傷つきやすい、というタイプの方は、頭を切り替える術を持っていることは精神衛生上とても大切です。

(4)つながりやすい方法でつながってみる

あなたの周りにいませんか? 対面で話すと口数が少ないのにメールやSNSでは自分の考えや思いを積極的に書く人や、社内ではおとなしいのに業務時間外に趣味の話を振るとおしゃべりになる人。

ネットが発達した現在では、人とつながる方法は対面だけではありません。人付き合い=対面、と固定観念にしばられてしまうと、苦手意識から脱却するのが難しくなります。

とにかく自分がつながりやすい方法で人とつながってみるところから始めましょう。

(5)ニュースに一通り目を通す習慣をつける

これは、会話が苦手なことが「人付き合い」への苦手意識の大きな要因になっているという方にぜひおすすめしたい習慣です。

新聞でもネットニュースでも構いませんので、ニュースに一通り目を通す習慣をつけていきましょう。

コミュニケーションとはテクニックだけではなく、いかに自分の中に話題の引き出しを持っているかの方が大切です。

これは、人付き合いが楽になるというメリットの他にも、自分で予想もしなかったことに興味を持てる可能性があるため、自身の世界が広がるというメリットもあります。

(6)あいさつを習慣づける

どの解決方法もハードルが高い、と思われてしまった方は、今、人間関係にとても疲れている状態かもしれませんね。

そのような場合は無理して苦手意識をどうにかしようと焦る必要はありませんので、とにかくあいさつだけはするようにしましょう。

あいさつさえしておけば、他人から悪く思われることはありません。

自分が試しやすいところからゆっくりと

インターネットの発達により、いつでもどこでも人とつながることができるようになりました。

こうした環境は便利である反面、心身が疲れている時はストレスとなり、最近は「人付き合いがしんどい」というお悩みも増えています。

今回は心理的な要因から解放されるためのアドバイスも紹介しましたので、ぜひやりやすいところから試してみてくださいね。

ただし、これまでは人付き合いが苦手でなかったのに最近急に苦痛になったという方は要注意です。精神的な疾患が隠れている可能性もありますので、早めに専門家や医療機関の受診をしてください。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

※この記事は2020年08月26日に公開されたものです

小日向るり子 (心理カウンセラー)

心理カウンセラー
フィールマインド 代表カウンセラー
正社員をしながらボランティアの電話相談員をしていました。「どんな電話も切らない」理念の中で恋愛、自死、癖、愚痴、いろいろな話を聴かせて頂きました。資格取得後はハラスメント相談員を経て現職。相談件数は2200件を超えます。悩みに大小はありません。

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