ルーチンワークとは? 取り組み方のコツや向いている人の特徴
ルーチンワークと上手に付き合うコツ
例えば、弁当工場の生産ラインで、ひたすらおかずをトッピングするだけという、一日中「ルーチンワーク」に向き合う人もいます。
一方で、日常業務の一部だけ「ルーチンワーク」をしなければならない、という人もいるでしょう。
いずれにせよ、こういった「ルーチンワーク」は、どんな人の仕事の中にも存在します。
ただ、「私にはちょっと向いていないし、苦手かも」という人も少なくないでしょう。そこで「ルーチンワーク」をうまくこなすコツを伝授します。
(1)ゴールを設定する
「前回はこの期間でできたから、今回はもう少し早く終わらせる」とか、何らかのゴール設定をしてみましょう。
漫然とやるとどうしても飽きてしまいますが、達成感を得られることでやる気や集中力が維持できます。
また、「今月中にこれを終わらせる」といった大きめのゴールだと、どうしても中だるみしてしますから、例えば「午前中にここまで、午後にはここまで」と、ゴールを小さく刻んでクリアしていくやり方が、おすすめです。
(2)その道のプロを極める気持ちで臨む
定型作業の繰り返しのために、どうしても飽きたりつまらなくなったりと、感情によってクオリティーが左右されることも多くなります。
ただ、きちんとお給与をもらってやる「仕事」ですし、誰かがやらなければなりません。
そもそも「ルーチンワーク」だからと漫然にやるのはNGで、その仕事の意義や重要性を自分なりに整理し、業務効率化を図るなど、やるからにはその道のプロとして、真摯に臨むようにしましょう。
(3)習慣化してしまう
これは一部だけ「ルーチンワーク」に関わる人への対処法です。
例えば日報や週報の作成業務などは、「やらなければならないのは分かっているけれども、自分の中では優先順位も低いし、そもそも面倒」という位置付けだと、なかなか着手しようとしないで、後回しになりがちです。
そうならないための対策として、例えば週報を作成して提出するのならば、週末に一気にまとめてやるのではなく、前日の内容を翌日の朝一にやると決めて、毎日それを継続して習慣化してしまいましょう。
どんな仕事にも「ルーチンワーク」は存在する
例えば、店舗での商品陳列という仕事。これは「ルーチンワーク」に分類されますが、従業員の手で作業をした方が早いし正確で、コストもかかりません。
つまり、どんなにテクノロジーが進化しても、人がやるべき「ルーチンワーク」の領域は必ずあります。
どんな仕事においても、大なり小なり「ルーチンワーク」は存在します。その業務が、自分のチームや部署、ひいては会社が通常運転するための大事な下支えにもなっているのです。
今回を機に、「ルーチンワーク」との向き合い方を見直してみてはいかがでしょうか?
(中谷充宏)
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※この記事は2020年07月26日に公開されたものです