ベンチマークとは。種類別の意味と方法を解説
ベンチマークする際に欠かせないKPIとは
ここで、ベンチマークをする際に欠かせない「KPI」という単語も頭に入れましょう。KPIとは、Key Performance Indicatorの略で、ざっくり日本語に訳すと「重要な業績を数字に落とし込んだもの」です。
仮にマイクロソフト社がアップル社をベンチマークするにしても、デザインや販路までまねたらただの「アップルもどき」を作ってしまいます。
それでは競合他社に勝てないので、必ず「このポイントだけを気に掛ける」という指標を決めます。その目標数値をKPIと呼びます。
実際にKPIを設定してベンチマークする方法
実際の例文では「アップル社をベンチマークする際のKPIは配荷店舗数と故障率」なんて風に使います。これは、店舗数と故障率の低さでアップル社に負けないように頑張る、という意味です。
つまり店舗配荷率と故障率で他社をまねしたとしても、デザインや機能面では全く異なるものを作れますから、マイクロソフト社がアップル社もどきと呼ばれることはないわけです。
こんな風に、経営では適切なKPIを設定し、ビジネス上の競合に勝つ戦略を練っていきます。